<虎寅トリビア>虎ノ門の由来 白虎説が有力

2022年1月22日 07時17分

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 港区に「虎ノ門」という地名がある。虎ノ門一丁目辺りは今入(いまいり)町だったが、一九四九年に町名変更された。「虎ノ門」命名三周年で造られた虎の像が虎ノ門交差点北東角にある=写真<1>。
 この辺りに江戸城の外門「虎ノ門」があったことが由来だが、なぜ門の名前に虎が付けられたのか。江戸城正門の大手門を南とすれば虎ノ門は西に当たり、方位の「寅(とら)」(東北東)は該当しない。四神の一つ「白虎(びゃっこ)」からという説が有力だ。
 四神は中国から入ってきた思想で、青龍(東)、白虎(西)、朱雀(すざく)(南)、玄武(北)の四つの方角を守る霊獣のこと。江戸時代の「柳営秘鑑(りゅうえいひかん)」は「江戸の土地は四神相応にかなっている」とし「往還の通路は品川まで続き、白虎を表して虎門あり」と書いている。西の守りの白虎から虎ノ門と命名されたようだ。

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 虎ノ門交差点近くの金刀比羅宮(港区虎ノ門一)の銅鳥居には、白虎=同<2>=をはじめ四神像の彫刻が柱上部に施されている。
 (桜井章夫、写真も)=おわり
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