川崎市内の昨年の火災363件 出火原因トップは放火 過去5年間で最多

2022年1月22日 07時28分
 川崎市内の昨年1年間の火災件数は、前年より37件増の363件で、過去5年間で最多となったことが、市消防局のまとめで分かった。出火原因のトップは「放火」だった。消防局では「家の周りに、段ボールやビールケースなどの燃えやすい物や、ごみを置きっ放しにしないでほしい」と注意を呼び掛けている。
 市消防局の「火災・救急等の概況」によると、火災による死者は前年より3人多い11人。このうち9人が65歳以上の高齢者だった。出火原因別では放火(71件)が最も多く、たばこ(51件)、こんろ・電気機器(各32件)と続いた。
 放火とみられる事案では昨年2〜3月、高津区の霊園で、枯れ草などが燃える火災が13件相次いだ。4月にも、川崎区の住宅街でオートバイや自転車のカバーが燃える不審火が3件発生した。
 また、携帯電話の「モバイルバッテリー」などに内蔵されるリチウムイオン電池に関連した火災も、17件と目立つという。消防局の担当者は「落下や衝撃で異常が生じた場合は、すぐに使用を中止してほしい」と話している。
 救急出場件数は、前年より約2900件多い6万9883件。市内の出場件数はピークだった2019年に7万5000件を超えたが、新型コロナウイルスの感染が拡大した20年以降は「病院控え」の傾向が続いているといい、出場件数も抑えられている。
 119番通報の受信件数は、前年より1803件多い8万6245件。およそ6分に1件の割合で通報を受けた計算になるという。(安藤恭子)

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