<新型コロナ>「もう勘弁してほしい」 まん延防止、飲食店時短営業スタート 度重なる県の要請に悲鳴

2022年1月22日 07時37分

営業時間短縮を知らせる貼り紙をする男性店主=千葉市中央区で

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受けたまん延防止等重点措置が千葉県内でも21日から始まった。適用区域は県内全域で、県は感染防止対策を講じている飲食店に対し、午後9時までの時短営業を要請。期間は2月13日までで、酒類提供が認められているが、時短営業で経営面への打撃は避けられず、店からは「もう勘弁してほしい」と悲鳴が聞かれた。(山口登史)
 「何度、時短営業をすればいいのか」。重点措置が始まった二十一日、千葉市中央区の居酒屋で、五十代の男性店主は店頭に、営業を午後九時までとする紙を掲示してため息をついた。
 この店では通常、昼間(午前十一時半〜午後二時)と夜間(午後五〜十一時)ともに連日にぎわっていた。たび重なる時短営業や酒類提供禁止の要請で、売り上げは最大八割ほど減少。協力金をもらっているが、テナント料や水道光熱費などの固定費、自宅の生活費などがかさみ、男性は「懐事情はなかなか厳しい」と打ち明けた。
 昨年十月二十五日に酒類提供が解禁され、営業時間の制限も撤廃された。店内にはパーテーションを設置するなどの感染対策は実施しているが、売り上げはコロナ禍前の四割減と振るわない状態が続いた。
 今回の措置内容について、「お酒を止められると死活問題だったので少し安心した」とほっとした表情を見せたが、「そもそもワクチンを打てば大丈夫だと思っていたが、接種しても感染する人はいる。重点措置や緊急事態宣言を何度も出していたのに、コロナ禍が収束する気配すら見えない。無意味だ。もうやめてほしい」と不満を口にした。

関連キーワード


おすすめ情報