私とローカル線の旅を テレ東「鉄オタ道子、2万キロ」 主演・玉城ティナ 「一緒にいろいろ発見して」

2022年1月22日 07時36分

主役の大兼久道子を演じる玉城ティナ=いずれも「鉄オタ道子、2万キロ」製作委員会提供

 オミクロン株による新型コロナウイルス感染が急拡大し、またも遠出がためらわれる日々の中、旅心をくすぐるドラマがある。テレビ東京の「鉄オタ道子、2万キロ」(金曜深夜0時52分)だ。鉄道オタクの女性が、北海道から鹿児島県までさまざまな地方の駅に降り、出会った人たちと交流する姿を描く。ローカル線の旅の気分を味わえると反響のある作品。主演の玉城ティナ(24)に話を聞いた。 (上田融)
 「ここどこだよ…」。玉城演じる大兼久(おおがねく)道子はローカル線の駅に降りる際、ほほ笑みながら必ずこの言葉をつぶやく。「『どこだよ』と口に出すことで、より遠くに来た感、何が起こるか分からないワクワク感を味わっています」
 東京の家具メーカーに勤める道子は休日、普段とは違う環境を求めて一人旅に出る。初回の舞台、函館本線の比羅夫(ひらふ)駅(北海道倶知安(くっちゃん)町)では、一両だけの列車で到着すると、駅構内で駅弁を食べ、駅舎を改装した民宿に宿泊。雪原を散策したり、他の宿泊客とおしゃべりしながら星空を眺めたり。大きなハプニングはなく、静かに時間が流れる、雪景色や霧に煙る幻想的な風景の旅を楽しんだ。
 「放送後、メールなどで北海道旅行を疑似的に楽しんだという反響がありました。現地の人からは『PRしてくれてありがとう』という声も届いています」と顔をほころばせる。

大川ダム公園駅で列車を撮影する道子

 ドラマは一話完結で全十二話。へき地や絶景の駅が各話にほぼ一駅ずつ登場する。二十八日深夜放送予定の第四話は、会津鉄道会津線の大川ダム公園駅(福島県会津若松市)を取り上げる。道子が地元の食材を入れた「南会津おふくろ弁当」を食べ、“音鉄”の男性と出会う。
 駅舎や宿泊施設内を除いて、ほぼ屋外での撮影だった。「寒さ対策で、服の中にカイロを六枚ぐらい貼って臨みました」と明かす。地域の住民らに見守られながらの撮影では、飲み物などを差し入れてもらうこともあるという。
 一番気に入った駅を聞くと、「どこも行ってみて気付く良さがあるので言えません。番組を見た皆さんから、どの駅が好きか聞いてみたい」との答え。鉄道には詳しくなかったが「道子を通じて多くの路線があることを知り、車両の製造年にも目を向けています。自分の中の引き出しが開いた気がする」と何かに目覚めた様子だ。
 「週末、テレビを見る人が仕事モードからスイッチを切り替えるように落ち着いて見られるドラマ。旅に出た気持ちで楽しんでもらい、道子と一緒にいろいろ発見もしてもらえたらうれしいなと思っています」

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