1月23日は「伊豆山の日」 地元元気に 伊豆山小6年生が看板披露
2022年1月22日 08時06分
熱海市の伊豆山(いずさん)小学校六年生が今月の「伊豆山の日」を記念して制作している看板が二十一日、同校でお披露目された。昨年七月に発生した土石流災害で被災した地元を元気づけようとの思いを込めている。
伊豆山地区では以前から、数字の語呂合わせで伊豆山と読める一月二十三日を伊豆山の日と命名している。
看板づくりは、学校を支える地元の市民団体「伊豆山を語る会」からの提案で、六年生七人が卒業制作として取り組むことになった。水性ペンキと油性スプレーを使い、縦横四十五センチの板計八枚に「未来へ繋(つな)げ伊豆山」の文字を一文字ずつ書き、背景は青空に架かる虹を描いた。あとは裏面の色塗りなどが残っている。
本来は児童が看板をお披露目する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて、国原尋美校長が代わりに説明。デザインを担当した六年生の小川笑叶(えれな)さんと小沢星汀(せな)さんは「一文字一文字大きく書くのは難しかったけど、みんなで協力して完成したときは満足しました」と話しているという。
語る会の当摩達夫会長は「ありがたい。みんなの支えになる」と感謝した。看板は二月半ばごろ、同校の正門付近に飾り付ける。
また、語る会と伊豆山温泉観光協会は、土石流災害に負けずに頑張る児童らを応援しようと、文房具を贈った。(山中正義)
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