所沢に戸建て風の賃貸メゾネット 同級生が肩組み、夢の木造住宅 子育てやリモートワークに

2022年1月23日 07時17分

3世帯用(右奥)と4世帯用(黒板壁)のメゾネット住宅の賃貸事業を始める武藤光さん(左)と福地正風さん=いずれも所沢市で

 所沢市立東中学校出身の武藤光(こう)さん(28)と福地正風(まさかぜ)さん(27)が、木の温かみとリモートワークに使えるロフトが特徴の一戸建て風のメゾネット二棟「mokume所沢」(計七世帯用)の賃貸事業を始めた。それぞれ別の会社に勤める二人は「社会人になって再認識した所沢の住みやすさと魅力を発信していきたい」と、今後も地元・所沢にこだわった事業展開を目指している。(中里宏)
 東中学校では二人はテニス部でトップを競い合った。武藤さんが東京外国語大学、福地さんが東京大学に進学後、成人式で再会して意気投合。創業したばかりの企業で一緒にインターンをしたり、それぞれ就職した後も互いに学んだことを披露し合ったりしてきたという。
 二人が事業を始めたきっかけは二〇二〇年十月ごろ、入居者が十年以上いない築約四十年の木造アパートについて、武藤さんが父親から相談を受けたことだった。不動産投資会社に勤め、実務に明るい福地さんとアパートの土地五百四十平方メートルを生かした不動産開発に乗り出すことになった。昨年六月、共同代表で立ち上げた会社は「年輪のように時を刻んでも味わいが増す木造住宅」「豊かな時間を生み出したい」など複数の意味を込めて「千刻(せんこく)」と名付けた。
 「都内の共働き世帯などのターゲット層に、東京から引っ越して来てもらうためには付加価値のある質の高い住宅が必要だった」。二人で数多くの工務店と交渉を重ねた結果、杉のむく材をぜいたくに使い、ロフトや階段収納、吹き抜けなど、デザインと機能性を備えた間取りに行き着いた。普通の賃貸住宅にはない広さを持つベランダもセールスポイント。隣の部屋と接する壁面積が少ないため一戸建てに近い防音性能もあり、リモートワークや子育てにも対応したという。
 全室2LDK+ロフトで六十五〜八十二平方メートル。家賃は十四万〜十八万円ぐらいを予定。十九日から入居者募集を始めた。
 二人は「周囲は畑と自然に囲まれ、大型スーパーも多く、池袋へのアクセスもよい。住みやすい所沢のよさを知ってもらいたい思いが強い。今後も愛着のある所沢での事業展開を考えていきたい」と話している。見学、問い合わせは「千刻」=電050(3577)1059=へ。

高い吹き抜けとワーキングスペース用のロフトが特徴のメゾネット


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