「包括的性教育」って? オンラインで川崎市内の団体がイベント

2022年1月24日 06時55分
 従来の性教育にとどまらず、人権やジェンダー、性の多様性なども幅広く学ぶ「包括的な性教育」をテーマとした対話集会が二十三日、オンラインで開催された=写真。ジェンダー平等を考える川崎市の市民団体「ジェンクロス・カワサキ」が主催し、約五十人が参加。助産師らが国際的な指針を紹介したほか、参加者の質問に具体策を提示した。(竹谷直子)
 同市で包括的性教育を広める活動をしている「かわさき包括的セクシュアリティ教育ネットワークCsexologue(セクソローグ)」のメンバー三人が登壇した。
 助産師の「のん」さんは「義務教育では性交や性器の名称など触れられないことが多くある」と、日本の現状を説明。世界的には、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の指針「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」で五歳からの学習が示されており、学習の効果として▽初交年齢の上昇▽性的パートナー数の減少▽避妊具の使用の増加などが挙げられると紹介した。
 参加者からの「大人も子どもも、性とどう向き合っていけばいいのか」との質問に対し、代表の柳田正芳さんは「性教育に関する本を大人が読んで、自分の言葉で説明できるようになることが大切」と説明した。
 「トランスジェンダーを感じている子どもへのアプローチについて知りたい」との質問に、のんさんは「居場所づくりをしている団体への相談や、制服のスカートをズボンにできるのであればするなど、生活のしづらさを感じているものを取っ払うこともアプローチの一つ」と話した。
 今回の対話集会の内容は、ジェンクロス・カワサキのYouTubeで視聴できる。

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