酒々井と京成 どう発展? 駅長らが小学校で授業 「酒々井学」の一環

2022年1月24日 07時09分

児童たちの質問に答える田中駅長

 郷土への関心を高め、主権者意識を育もうと、小中学校の教科に独自の地域学習プログラム「酒々井学」を導入している酒々井町は、小学三年生を対象に、京成電鉄と連携した出前授業を試みた。鉄道員らが講師となり、町の発展に鉄道がどう関わってきたかなどを教えた。
 酒々井学は、各学年別でテーマを設定。三年生は二〇二一年度、町内にある宗吾車両基地の見学など、京成電鉄の協力による「酒々井の交通」を学んでいる。同社は中長期計画で「地域との共生」を掲げており、両者の思惑が合致したという。

駅によって町が変わった経緯などを学ぶ子どもたち=いずれも酒々井町で

 出前授業は大室台小学校で二十日にあり、まず学校教育課の一場郁夫主査が、およそ百年前と現代の地図を比較しながら、酒々井駅の周りに人家が集積していった経緯などを解説。続いて成田、公津の杜、宗吾参道、酒々井の四駅の駅長を務める田中日出明さんが同社の歴史について話した。
 同社は一九〇九年に設立され、津田沼〜成田花崎町駅間が二六年に開業し、酒々井との縁ができた。田中さんは、上野〜成田空港駅間を走る座席指定特急「スカイライナー」の初代と二代目ともに運転したという経験談をまじえて、京成線の歩みを紹介。児童たちの質問に答え、日常の心掛けは「事故が起こる前提で、訓練をして備えている」と明かした。児童たちは「知らなかったことを、この授業で学べた」と感想を述べていた。
 酒々井小学校でも二月九日に、同社員を招いての出前授業が予定されている。(堀場達)

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