12畳の大凧ふわり 取手で住民ら300人が挑戦

2022年1月24日 07時19分

冬の空に揚がる大凧=取手市高須で

 取手市高須地区で二十三日、地元住民ら約三百人が十二畳大の大凧(おおだこ)揚げに挑戦し、見事に成功させた。
 同地区では二〇〇五年、住民数人が十二畳大の大凧を製作したが、数秒間しか揚がらずに失敗。その後、忘れ去られていた。
 今回復活させたのは、市や東京芸術大が同地区などで芸術活動に取り組む「取手アートプロジェクト(TAP)」のメンバーたち。一一年、高須公民館に飾られていた大凧の写真を目にしたことをきっかけに、地元産の材料を使った大凧づくりを思い付いた。
 大凧の製作準備は一八年ごろから本格化し、TAPのメンバーや地元住民が参加。骨組みは、元々の大凧のものを補修し、稲わらを砕いてすいた和紙を貼った。柿や桜の枝や葉から抽出した染料で色づけした。
 会場は地区内の農道。ぶっつけ本番だったが、縦五メートル、横三・五メートルの大凧は一度目からふわりと上昇し、二分ほど滞空。「やった」「すごい」と歓声が上がった。計五回挑んだが、失敗は一度だけ。最大四分二十秒、空に浮かんだ。
 TAPディレクターで美術家の岩間賢さん(47)は「揚がったときは泣きそうになった。高須の宝として今後も続けていきたい」と感激していた。(佐藤圭)

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