北京冬季五輪「バブル」内でコロナ陽性35人 市内でも感染拡大 組織委「社会とは隔絶」強調

2022年1月24日 20時39分
22日、中国・北京で、バブル内のホテルでPCR検査を受ける英国から来たメディア関係者=共同

22日、中国・北京で、バブル内のホテルでPCR検査を受ける英国から来たメディア関係者=共同

 【北京=白山泉】北京冬季五輪の大会組織委員会は23日、外部との接触を遮断した「バブル」内で今月4~23日に実施した新型コロナウイルスの検査で35人の陽性者が確認されたと発表した。空港到着時の検査では43人の陽性者が確認されており、五輪関係者の感染者は計78人となっている。
 組織委によると、23日までに現地入りした五輪関係者は約3100人。このうち選手やチーム関係者は324人で、陽性が判明したのは1人だという。
 徹底した行動制限を敷く「ゼロコロナ」政策で感染を抑え込んできた中国政府は、五輪関係者による国外からのウイルスの持ち込み阻止に躍起。海外からの参加者はバブルの出入りを厳しく制限されており、組織委は「(一般市民が生活する)社会とは隔絶されている」と外部に感染が漏れていないことを強調した。
 しかし、北京市内では15日にオミクロン株が初めて確認されて以降、連日感染が拡大している。
 同市トップの蔡奇さいき書記は緊急の会議を開き「一刻一秒を争ってコロナの広がりを断ち切らねばならない」と強調し、大規模なPCR検査を実施した。それでも感染は河北省雄安新区や遼寧省瀋陽に広がっている。
 地方政府はゼロコロナを維持しようと、神経質になっている。春節(旧正月)の帰省客に不必要な隔離措置を要求するケースが相次ぎ、河南省のある地方のトップは「帰省したら隔離した後に拘束する」と発言してネット上で非難された。

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