<新型コロナ>在日米軍、外出制限延長は1週間だけ 新規感染「歯止め」が理由も、頭打ちにならず

2022年1月24日 20時51分
 米国が新型コロナウイルスの感染対策として在日米軍関係者に科す外出制限は24日、今月末まで1週間の延長期間に入った。米側は延長幅を1週間にとどめる理由について、在日米軍施設内で確認される新規感染者数の増加に歯止めがかかっているためだと説明するが、実際は頭打ちになっていない。
 在日米軍関係者の新規感染者数は19日が331人。21日は前日比121人増の567人と感染拡大は続いている。
 国内では、在日米軍司令部がある東京など1都12県のまん延防止等重点措置が2月13日まで適用され、米側の行動制限期間とずれがある。

◆入国時の検査、立憲民主「改善されていない」と批判

 松野博一官房長官は24日の記者会見で「在日米軍は『新規感染者数の増加には歯止めがかかっている』としつつ、『必要に応じて措置を調整する』と述べている」と説明した。
 だが、新規感染者数が減少に転じたわけではない。米側の主張をうのみにする日本政府の姿勢に疑問の声も出そうだ。
 林芳正外相は同日の衆院予算委員会で、在日米軍の新型コロナ対応に関し「日本側の措置との整合性確保に不十分な点があった」と認めた。立憲民主党の大串博志氏は、米側が昨年末から実施する日本入国前と到着時の検査に関し、日本の検疫で採用されている抗原定量検査かどうか確認できないと指摘し「(問題が)改善されていない」と批判した。(山口哲人)

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