<私見政見 県関係国会議員に聞く>永岡桂子・衆院議員 ひとり親家庭 法で支援

2022年1月25日 07時28分
 今年は夏の参院選のほか、県議選をはじめとする地方選挙も多く予定されている。昨秋の衆院選で、「無敗の男」と呼ばれたライバル候補を六度目の挑戦で初めて破った自民党の永岡桂子衆院議員(茨城7区)に聞いた。
 ―衆院選では立憲民主党の中村喜四郎氏(比例復活当選)に競り勝ち、悲願の選挙区当選をかなえた。
 (これまで無所属だった)中村先生が立民入りし、「与党対野党」の分かりやすい対決になった。今まで地域の人は、私が自民だと言っても、中村先生に自民系のイメージを持っていた。今回は「中村先生は野党」という認識がしっかり付いたと思う。
 ずっと比例当選だったが、選挙区の議員と同じように働いてきた。初めて選挙区当選できたのは、永岡にも期待しているという地域の皆さんのメッセージだと思う。頑張ってきたかいがあった。
 ―選挙区内の全市町長との「九連ポスター」も「中村包囲網」だと話題になった。
 全員が永岡を応援すれば勝つのは当たり前と言われたが、選挙が近づくほど、彼らにどれだけプレッシャーをかけているかと申し訳なかった。でも、あれが励みになって頑張ってくれたみたいだ。
 ―昨年九月の党総裁選では河野太郎氏を支持したが、党県議団も推薦した岸田文雄氏に及ばなかった。
 党員の中では一番人気のある人なんだと分かったが、負けてしまったのは仕方ない。研さんを積んで頑張っていただきたい。
 ―河野氏は「脱原発」が持論。政策は一致するのか。
 いろいろと考えは違う。政策が全く一緒の議員なんて見たことがない。
 東日本大震災が起きたとき、原発は本当にやめたほうがいいと思ったし、基本的には今でも思っている。でも現実には、日本がIT化を進めれば、大量の半導体を使うのに多くの電力が必要だ。太陽光や風力発電だけで何とかなるのかと考えると、すごく難しい。脱炭素となると、目の前に制限時間が迫っている。そう簡単に「原発いらない」とは言えない。
 ―国会議員としてのライフワークは子育て支援。
 「女性活躍」といっても、働けと言われれば私生活を捨てなければいけない現実がある。私も子育てを経験したが、感想は「孤独」。全部、自分がやらなければいけないと思っていた。今年四月から、男性も産休を取れるようになる。男性上司の寛容さが試されるが、法律で決めると、気持ちを変えていこうという一つのツールになる。
 一番心配なのは、女性のひとり親などの困窮家庭だ。前夫から養育費をもらうのが重要だが、協議しないで離婚する人が多い。議員立法で、協議していなくても最低限一人につき一、二万円と決める。最終的にはマイナンバーにひも付けし、毎月もらえるようにすることを考えている。
 ―県連の女性局長も務める。自民の県議四十六人のうち女性はたった一人。今年は県議選もあるが、仲間の女性議員をどう増やしていく。
 どこの選挙区も、気付くと(自民現職の)男性がほとんどふさいでいる。満杯なんですよ。お年を召して勇退なさる方の後は女性候補になるといいと思うが。
 女性の場合、子どもや夫や親に(選挙に)出たいから応援してくれと言っても、なかなかうんと言ってもらえない。お金もかかるし、スタートは厳しいが、それを乗り越えて頑張ろうとする人もいる。その辺は期待したい。(聞き手・保坂千裕)
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 随時掲載します。

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