<23区の予算案>練馬区 子ども施設に都の児相

2022年1月26日 07時27分
 区子ども家庭支援センターに都が児童相談所を設置することになり、区は支援センター改装に向けた設計費など準備費千百三十万円を計上した。区の負担は一時的なもので、都が同額を区への負担金として新年度予算案に計上する。二〇二四年の開設を目指す。
 一六年の児童福祉法改正により都道府県や政令指定都市に加え、東京二十三区も児相の設置が可能になり、江戸川や世田谷などが設置。練馬は施設入所などの広域対応や、児童福祉司の確保などは区だけでは限界があり、都が対応すべきだとして、当初から設置しない意向を示していた。
 現在、都児童相談センター(新宿区)が練馬や新宿などの八区と島しょ部を管轄。国は昨年、児童虐待の相談の増加により設置基準を設け、管轄内の人口をおおむね二十万〜百万人とした。センターの管轄区域は百万人を超え、都が練馬に児相を置くことになった。
 区は二〇年から都と共同で児童虐待に対応する「区虐待対応拠点」を支援センターに設けており、今後、児童相談機能の充実が期待される。前川燿男区長=写真=は「都の児相と支援センター、区の機関との迅速な連携ができる」と期待を示した。
 また、区内の小中学校の児童生徒などを対象に、子どもが親などを介護するヤングケアラーの実態を調べ、支援する事業にも三百万円を盛った。(砂上麻子)

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