「県民ぐるみで根絶へ」 県連絡協が飲酒運転対策で初会合

2022年1月26日 07時47分

連絡協議会の初会合=県庁で

 昨年六月に千葉県八街市で飲酒運転のトラックが下校中の児童の列に突っ込み五人が死傷した事故を受け、「県飲酒運転根絶連絡協議会」が設置され、二十五日に初会合が県庁で開かれた。
 協議会は今年一月施行の県飲酒運転根絶条例に基づき設置された。県関連部局、県警、交通安全協会、PTA連絡協議会やトラック協会、小売酒販組合など県内各組織の代表者十八人で構成。今後、年二回の連絡協議会と一回の根絶協議会を開き、各種施策を進める。
 初会合には、交通安全に詳しい有識者も出席。千葉大学の鈴木春男名誉教授は「地域ぐるみの活動で県民に一定の役割を演じる場を求める参加型が動機づけに必要」と指摘。早稲田大の加藤麻樹教授は「新型コロナと同じように飲酒運転を脅威に捉える必要がある。行動変容には企業の力が必要。飲酒運転のドライバーだけでなく所属企業や団体にも社会の糾弾は及ぶ」と述べた。
 熊谷俊人知事は「県民総ぐるみで飲酒運転根絶を目指す機運の醸成を」とあいさつ。田中俊恵県警本部長は、昨年県内で発生した飲酒運転による交通人身事故は百二件で、このうち八街市の事故を含む四件で五人が死亡したと報告。「悲惨な事故を二度と起こしてはならないと、強い決意で県民全てが協力して取り組まなければならない」と強調した。(中谷秀樹)

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