陥没懸念のトンネルなど リニア工事の安全説明 相模原に30日からJR東海が開設

2022年1月27日 07時24分

シールドマシンの模型(手前)やパネルなどが展示された「さがみはらリニアブース」=相模原市緑区で

 東京−名古屋間を結ぶリニア中央新幹線の建設を進めるJR東海は、シールドトンネル工事や建設計画について相模原市の沿線住民に説明する施設「さがみはらリニアブース」(同市緑区西橋本三)を開設する。三十日と二月二日、五日の午前十時〜午後五時に開場し、その後の日程はホームページなどで知らせる。
 シールドトンネル工事を巡っては、東日本高速道路による東京外郭環状道路(外環道)の工事に伴い、東京都調布市の住宅街で陥没や空洞が発覚。リニア工事でも、都内や相模原、川崎市など沿線住民らが影響を懸念し、反対運動も起きている。
 JR東海は従来、各地で説明会を開き、地域の工事事務所で質問を受けているが、沿線に説明施設を設けるのは初めて。担当者は「工事に関心を持つ住民が多く、開設を決めた」と話す。
 会場は、リニアの神奈川県駅(仮称)建設地に隣接する橋本駅から徒歩約十八分の場所で、基礎杭(くい)がトンネル工事に支障するため同社が取得したマンション一階。中央新幹線計画やシールドトンネル工事、相模原市内の地質について説明するパネル、シールドマシンの模型などを展示し、同社社員が質問を受ける。
 問い合わせは中央新幹線神奈川工事事務所=電042(703)4781=へ。(村松権主麿)
<シールドトンネル工事> JR東海によると、地上が開発されている都市部や、河川の下の地下水の多い場所などで実施。通常、地面から40メートル以上深い大深度地下をシールドマシンで掘り進め、直径約14メートルのトンネルを造る。相模原市内では、神奈川県駅(仮称)が地下約30メートルに建設されるため浅深度地下も掘る。同市内を通る約23キロのうち約21・8キロがトンネルで、東京都町田市との境から相模川までの約5・6キロを同工事で行う。

関連キーワード


おすすめ情報

神奈川の新着

記事一覧