俳優座 演劇研究所を刷新 眞鍋新所長、プロ養成へ新人募集

2022年1月27日 07時31分

演劇研究所の新たな所長になる眞鍋卓嗣

 劇団俳優座(東京都港区)は新年度から、付属の演劇研究所のカリキュラムや講師陣を新しくし、所属にこだわらず広く活躍できるプロの俳優養成にさらに力を入れる。新所長には、演劇、オペラ、ミュージカルなどの演出で外部でも活躍する劇団所属の眞鍋卓嗣(たかし)が就く。四月からの研究生を募っている。
 研修期間は三年間で、声や体、演技の体系だったレッスンを進める。講師のうちロシアの大学・大学院で演劇の専門教育を修め、俳優としても活躍する横尾圭亮(けいすけ)は、舞台上で必要な体をつくる訓練、ステージ・ムーブメントを指導する。現役の俳優、プロデューサー、劇作家らとの交流機会も増やす。
 眞鍋は「俳優は体や心など自身のすべてを使って、作品に書かれたさまざまな人生を生き、時代の精神も体現できる魅力的な職業です。誰もが苦しんだコロナ禍で、それでも演劇が必要なものと思ってもらえるよう、俳優を目指す人たちとともに考え、成長していけたら」と話している。
 俳優座は昨年十二月、第五十六回紀伊国屋演劇賞の団体賞に決まった。優れた成果として受賞対象作品に挙がった舞台のうち、眞鍋は「インク」(ジェームズ・グレアム作)、「戒厳令」(アルベール・カミュ作)の演出を担った。
 出願の案内は俳優座のホームページに掲載。応募はオンラインか郵送で。オンラインの締め切りは二月三日(応相談)。一次試験は二月五日か六日のいずれかに実施する。(松井学)
<まなべ・たかし> 1975年生まれ、東京都出身。自然だが緊密な演出が評価され、俳優座「雉(きじ)はじめて鳴く」、名取事務所「少年Bが住む家」(いずれも2020年)で第55回紀伊国屋演劇賞個人賞、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。

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