聖天様守れ 商店主防災隊 妻沼の国宝・歓喜院で消防訓練

2022年1月27日 07時37分

国宝の本殿(左奥)脇で放水訓練をする防災協力隊=熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で

 文化財防火デーの二十六日、熊谷市妻沼の妻沼聖天山歓喜院(しょうでんざんかんぎいん)で、周辺の商店主ら約三十人でつくる「自主防災協力隊」による消防訓練が行われた。県内唯一の国宝建造物の同院本殿近くから出火したと想定。隊員らは真剣な面持ちで放水訓練などに臨んだ。
 地元で「聖天様」として親しまれている同院は、一一七九(治承(じしょう)三)年、当地の武将・斎藤別当実盛の創建とされる。動植物の極彩色彫刻が施された本殿は二〇一二年に国宝に指定され、日本三大聖天の一つに数えられている。
 消防訓練は一九八八年の防災協力隊結成時から、毎年この時期に続けられてきたという。隊長の佐藤啓一さん(72)は「聖天様は地域の宝。これからもしっかり守っていきたい」と話した。(渡部穣)

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