<くらしの中から考える>飲み会(みんなの声)

2022年1月28日 09時17分
 飲み会は必要? 将来行ってみたい? お酒を飲みながら交流する「飲みニケーション」の是非などを取り上げた昨年十二月三日の記事に対し、多くの意見が寄せられました。人間関係を深めるために参加したいとの声のほか、「無理に誘うのは良くない」「仕事関係の飲み会はあんまり…」といった意見も目立ちました。その中から一部を紹介します。

◆会話増え仲が深まる

 「飲みニケーションは必要」と主張したのは、岐阜県安八町の名森小学校五年、久我悠真君(10)。「飲食しながら友達や家族と話し、楽しい時間を過ごすことで元気をもらったり、仕事を頑張れたりする」からだ。一方で、同学年の古沢杏虹さん(11)は、大人数の場で意見を言うのが苦手なクラスメートもいたとして「声が小さい人やお酒が苦手な人にとってはつらいと思う」と書いた。
 年三回ほど習い事の忘年会に出席するという愛知県知立市の知立南中学校一年、石田鈴奈さん(13)は「最近入ってきた子と仲良くなれたり、おいしいものが食べられたりといいことづくし」と開催を歓迎する。同三年の角谷紗来さん(14)は「友達や家族との飲み会は楽しめるけど、仕事の上司や目上の人だと気遣いが必要だし、行きづらくても参加しなくちゃいけない気持ちになる」と心配。同学年の山本新之助さん(15)は「無理に誘うのではなく、相手の気持ちを考えることが重要」と訴えた。

◆なぜ お酒必要なのか

 同県豊田市の挙母小六年、竹内優羽さん(12)は「誰かと仲良くなりたいときは共通の話題を見つける。同じアイドルグループを好きな人と仲良くなりたい」、西森聖流君(11)は「週に何回も飲み会をやったら特別感が薄れ、逆に面倒くさくなる」と投稿。名古屋市南区の明治小五年、市川初姫さん(11)は「飲み過ぎると健康を害するし、周りに迷惑を掛ける。毎日ではなく、たまに行くぐらいがいい」と考えた。
 同県岡崎市の東海中からは三年生十六人の意見が届いた。倉敷祥一郎さん(15)は、父がお酒を飲むと普段よりも笑顔や会話が増えるといい、「適度な飲酒でコミュニケーションを円滑にできる」と指摘。加藤遥さん(15)は「自分から話し掛けるのが苦手なので、良い人間関係を築けるなら参加したい」と期待を寄せた。
 「僕たち学生は何もなくても本音を語れるのに、なぜ大人にはお酒が必要なのか。なぜ勤務時間外に仕事の付き合いをしなければいけないのか」と疑問を投げ掛けたのは斎藤仁成さん(15)。中田春瑠さん(15)は「飲み会がなくても親交を深めることはできるけど、コロナ禍で制限のある時代を生きたからこそ、大人数でおしゃべりできることを願います」と書いた。

◆認め合うことが重要

 「取材先とは飲みに行って関係を築け」。記者になった頃、先輩からこんな教えをよく聞きました。20年近くたって振り返ると、取材テーマに共感してくれたり、日々の雑談で盛り上がったりと、お酒抜きで良い関係を築けた人はたくさんいます。互いに認め合えれば、飲み会はあってもなくてもいいと思うのです。 (河郷丈史)
 12月3日の紙面は「生活部コラボ企画」から「今月のテーマ」でご覧になれます。

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