東京都の予算案、過去最高7.8兆円に コロナ対策で膨張 環境、デジタルに重点

2022年1月28日 19時52分
オンラインで予算について会見する小池百合子都知事=28日、都提供

オンラインで予算について会見する小池百合子都知事=28日、都提供

 東京都は28日、過去最大となる7兆8010億円の2022年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初比で3760億円(5.1%)増。税収が3年ぶりに増えると見込み、新型コロナ対策に継続して取り組むほか、環境、デジタルなどの分野を重視する姿勢を示した。(土門哲雄)
 小池百合子知事は定例記者会見で「世界で気候変動への対応やデジタル化が光の速さで進んでいる。これ以上、時代の流れに遅れるわけにはいかない」と強調した。特別会計、公営企業会計を合わせた総額は15兆3939億円で、ノルウェー(約20兆4000億円)やスウェーデン(約14兆3000億円)の国家予算とほぼ同規模。
 コロナ対策の医療提供体制は4~6月分の検査や病床確保などに3610億円を盛った。前年度は補正予算で編成したが、本年度は当初予算から計上した。中小企業制度融資や雇用対策も含めたコロナ関連は計5911億円。
 断熱・太陽光発電住宅の普及拡大事業など脱炭素化や省エネ・再エネ関連に前年度の4倍近い971億円を計上。デジタル関連も前年度比596億円(34.3%)増の2334億円を盛った。
 税収は5兆6308億円で、前年度から5858億円(11.6%)増。ITや製造業など企業収益の持ち直しによる法人2税の増収を見込んだ。
 都の借金に当たる都債の発行額は前年度から2930億円減らし2946億円。起債依存度は3.8%に低下した。都債の残高は4兆9744億円となる。
 貯金に当たる財政調整基金など各種基金は計5604億円を取り崩し、残高は1兆0697億円を確保する。

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