1億円寄付で防災シェルター 矢板市のふるさと納税に初の申し込み 兵庫の会社役員

2022年1月29日 07時53分

防災シェルターについて説明する川口社長=矢板市役所で

 栃木県矢板市は「ふるさと納税」で個人から一億円の寄付の申し込みがあったと発表した。返礼品は市内企業が販売する防災シェルター地下型で、全国で二番目に高額の設定額とされる。市の個人版ふるさと納税寄付受付額は前年比二倍以上に跳ね上がった。斎藤淳一郎市長は「地道に返礼品を発掘してきた結果。今後も納税額を増やしたい」と話した。(小川直人)
 一億円を寄付したのは兵庫県在住の五十代の会社役員。防災シェルターの返礼品があることをテレビ番組で知り、昨年十二月に申し込んだという。市によると、二〇二〇年八月から防災シェルターを加えており、選択されたのは初めて。
 シェルターは、同市こぶし台で防災関連商品の製造・販売などをしている「未来を創る」が販売。広さ約二十一平方メートルで外壁幅三十センチ以上。空気ろ過機や気圧調整弁、バイオトイレを備える。地震や火山の噴火、竜巻などに対応し、二週間程度過ごすことを想定している。川口篤史社長は「日常的には趣味の部屋としても使える」とアピールする。年度内の完成を目指しているという。
 市のふるさと納税額(昨年十二月末現在)は、前年同期比約一億二千万円増の約二億一千八百万円。地元産品に制限されるなど制度変更以来の最高額。返礼品はイチゴや地域の工場で製造されるレトルトカレー、リンゴが上位を占めている。

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