茗荷谷クラブ 持ち味封じ難敵撃破 第23回中野区少年軟式野球交流大会

2020年2月25日 02時00分
 第23回中野区少年軟式野球交流大会(同区少年野球連盟主催、東京中日スポーツ・東京新聞後援)は15日、同区の上高田運動施設野球場で決勝などを行い、茗荷谷クラブが越中島ブレーブス(江東)との接戦を制し優勝、文京勢が連覇を果たした。3位決定戦は、早一ファイトボーイズ(練馬)が高島平ブラザーズ(板橋)を破り入賞した。

 ▽決勝

茗荷谷クラブ
   005003|8
   050002|7
越中島ブレーブス
 ※タイブレーク6回
(茗)橋本祐、猪瀬健太郎-西村颯馬
(越)三ツ橋柚羽、原田迅-横内快成

優勝した茗荷谷クラブ

5失点直後に同点

 昨秋の都新人戦で準優勝したカバラホークス(足立)など、いくつもの難敵を撃破し、茗荷谷クラブが頂点に立った。
 越中島ブレーブスとの決勝も楽ではなかった。2回裏、「スローボールが入らなくて」と先発・橋本祐主将。先頭打者のヒットから2安打2四球、さらに失策も絡み打者10人で5点を奪われる立ち上がりとなった。
 だが、直後の3回には、黒岩悠貴君、伊藤啓大郎君の連打などで無死満塁とすると、続く2番・高木健征君、橋本主将の三ゴロの間に各1点。「皆でつないで、チャンスで打てた」と橋本主将。1死二、三塁で、4番・福富裕康君のライトゴロの間に2人が生還し1点差に。これで流れをつかんだ茗荷谷は、さらに猪瀬健太郎君の右越え打で、ついに追いついた。木村斎監督も「すごい選手、すごいピッチャーがいるわけではない。これこそ全員野球だと思います」。

3回、同点右越え三塁打を放つ猪瀬君。投打で優勝に貢献した

 後半は、ランナーを出すもかえすことができず共にゼロ点。制限時間が過ぎ、無死一、二塁開始の延長タイブレークに突入した。延長6回には、8番・越智一朔君の左前打などで3得点すると、その裏、2番手左腕・猪瀬君が1点差まで詰め寄られるも、リードを守り切った。

継投した猪瀬君が好投、リードを守り切った

 大雲寺スターズ(江戸川)との3回戦でも、初回の3失点からの大逆転で快勝するなど、最後まで粘り強さを見せた茗荷谷。「1点差で勝てると思いませんでしたね。練習試合で負けているし、それを考えたら子供たちが成長してくれた」と木村監督。橋本主将は「優勝できてうれしいです。夏のマック(全国大会予選)でもこの調子で勝っていきたい」と力を込めた。

越中島成長感じた準優勝

夏に向け「楽しみ」

準優勝の越中島ブレーブス

 あと一歩で栄冠を逃した越中島ブレーブス。
 2回には、三ツ橋柚羽君の右中間適時打で2点を先制するなど、この回打者10人で一気に5点を先行した。たが、「大量点を取り気が抜けていたかも」と横内快成主将。直後には、まさかの同点にされ延長戦に持ち込まれた。その延長6回は、2番打者からと好打順。3番・横内主将の適時打、続く大塚孝晃君の左犠飛で2点、さらに猿田怜成君も左前打で続き2死二、三塁としたが…。

2回、三ツ橋君の右中間打で2点を先制したが…

 越中島はここまで5試合で45得点。「毎試合、長打長打で勝ってきた」と三ツ橋成明監督。この日の安打はいずれも単打で、持ち味を発揮できないまま戦いを終えた。
 この日の先発バッテリーは、昨年高学年の部で優勝した宮本慎也杯(6年生以下)にレギュラーで出場。「上の学年での経験が生きた。ここまできたのは成長を感じた」と三ツ橋監督。夏に向けては「楽しみでもある」とも。横内主将も「公式戦は全部勝っていきたい」と力を込め、前を向いた。

早一ファイト躍進予感の3位!!

 ▽3位決定戦

早一ファイトボーイズ
   00103|4
   00200|2
高島平ブラザーズ 
(5回時間切れ)
(早)道谷一成、金子友敬-金田空
(高)長田歩希、関本慶斗-櫻庭奏人、長田

3位の早一ファイトボーイズ

 早一ファイトボーイズと高島平ブラザーズによる3位決定戦は、決して多くなかった安打をしっかりと得点につなげた早一が競り勝った。
 早一は先発の道谷一成主将から金子友敬君への投手リレーで、高島平打線をわずか1安打に抑えながらも、「フォアボールが多くて、内容は自滅でした」(道谷主将)と、3回にはノーヒットで逆転を許すなど、流れは高島平という展開。それでも、制限時間で最終回となった5回には、敵失で同点とした後にも清水章生君の安打などで好機を広げ、計3点を奪って再逆転した。
 「まだ新しいポジションを試しているような状態で…」と、渡邊公人監督は選手起用にまだ迷いがある様子だが、裏を返せば、まだ伸びしろは大きいとも言える。秋から投手で起用されている道谷主将と、リリーフの金子君は「自主練習をもっとして、実力をつけたい」とやる気十分だ。
 昨秋の新人戦では練馬ベスト4の早一。もう一段階ステップアップできれば、都大会出場も見えてくる位置にいる。ここでの好成績を、春からの躍進につなげたい。

春に期待!!4位 高島平ブラザーズ

5回1死二、三塁、早一の勝ち越し走者をホームで防いだ高島平ブラザーズ。捕手は長田歩希主将

 ○…高島平ブラザーズは悔しい4位。それでも、四球に足を絡めて一時は逆転し、終始、試合の主導権を握るなど、巧みな試合運びはさすが。終盤には早一の走者を一度ならず本塁で補殺するなど、守備力も光った。こちらも春に向け楽しみな上位入賞となった。

関連キーワード


おすすめ情報