漫画海賊版サイトのデータ配信で著作権侵害 出版大手4社が米国のIT企業を提訴へ

2022年1月30日 15時12分
講談社

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 インターネット上に漫画を無断掲載する海賊版サイトのデータを配信し、著作権を侵害しているとして、講談社、集英社、小学館、KADOKAWAの出版大手4社が30日までに、米国のIT企業「クラウドフレア」に、配信差し止めや計約4億円の損害賠償などを求める訴訟を近く東京地裁に起こす方針を固めた。
 関係者によると、同社は最大規模の海賊版サイトと契約、日本国内のサーバーから配信している。運営者は海外にいるとみられ、「ONE PIECE(ワンピース)」、「キングダム」といった人気作など約4千点を配信、アクセス数は月3億回に上るという。
 4社はサービス提供者の責任を明確にし、被害の拡大を防ぐ狙い。
 クラウド社は元サーバーのデータを多数のキャッシュサーバーに一時的に複製する「コンテンツ・デリバリー・ネットワーク」(CDN)と呼ばれるサービスを提供。元のサイトはこの仕組みを介すことで、自サーバーにかかる負荷を軽くすることができる。
 海賊版サイト側は、大量のアクセスに対応するため、CDNの利用が不可欠とされる。総務省の検討会でも問題が指摘されていた。(共同)

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