オール杉並V!! 第11回東日本小学生親善野球大会

2020年2月5日 02時00分
 この時期、積雪でボールを使った練習ができない東北や北信越地方のチームを招いて行われる、年明け恒例の第11回東日本小学生親善野球大会(大会実行委主催、杉並区スポーツ振興財団、同区スポーツ少年団共催、三鷹市、同市教育委員会後援)が1月11、12日に東京都三鷹市の大沢総合グラウンドなどで行われた。同点タイブレークにもつれた決勝では、オール杉並(杉並区)が五泉フェニックス(新潟県五泉市)を下して優勝した。 (鈴木秀樹)

 ▽決勝

五泉フェニックス
   00000103|4
   01000004x|5
オール杉並
   (タイブレーク8回)
(五)荒井真鈴-横山朝飛
(オ)須田聖、小椋雄仁-新倉大輝

サヨナラ勝ちを決めベンチを飛び出すオール杉並ナイン

一丸!!接戦制す

 無死満塁開始のタイブレークに及んだ激戦をサヨナラで制し、オール杉並ナインがホームベースに駆け寄り、飛び上がって喜んだ。
 新チームで活動する、5年生選手で編成された選抜軍。とはいえ、活動開始は新人戦が終わった昨年12月半ばと、準備期間は決して長くない。それでも、都新人戦王者のレッドファイヤーズ(足立区)、同準Vのカバラホークス(同)など強豪と練習試合を重ね急成長。指揮を執った岩崎裕二監督は「よく、この短期間でひとつになってくれた」と喜んだ。
 決勝は先発の須田聖君が「ドキドキだったけどいつも通りに投げられた」と、制球良く五泉フェニックス打線に凡打の山を築かせる一方で、打線は2回に清水光輝君、村井大河君の連打で先制。6回に守備の乱れを突かれ同点とされたが、1回戦では6イニングを完全投球で抑えきった背番号「1」、小椋雄仁君が「みんなが守ってくれるから」と腕を振り、勝負は特別延長へ。3点を追う8回裏に代打・鈴木雄太君の適時打と相手守備の乱れで逆転し、接戦に終止符を打った。
 「優勝できて最高です!」とニコニコの新倉大輝主将は捕手としてチームを支え、大会制覇に貢献。「キャプテンは責任重大で緊張したけど、みんなが一丸となって戦えました。仲が良くて、すごく良いチームになった」と胸を張った。

優勝したオール杉並

 チームはいったん、ここで解散し、夏に再編成される。自チームに戻り、次は対戦相手として戦うことになるであろう良きライバルたちと、選手たちはすっかり影の長くなったグラウンドで、にぎやかに余韻を楽しんでいた。

オール杉並メンバー

 <10>新倉大輝(堀小スワローズ)(1)小椋雄仁(桃五少年野球クラブ)(2)伊藤大泰(同)(3)竹崎雄幸(三谷スラッガーズ)(4)野澤礼(高井戸東少年野球クラブ)(5)尾花駿(松庵野球チーム)(6)須田聖(八成野球クラブ)(7)白木健悟(同)(8)清水光輝(同)(9)水島健心(桃三ユニオンズ)(11)鈴木雄太(桃二少年野球部)(12)安達龍紀(久我山イーグルス)(13)杉原陽菜(高四パワーズ)(14)樺澤愛里(杉並和泉学園ベースボールクラブ)(15)小島悠寛(久我山イーグルス)(16)鈴木創太(桃二少年野球部)(17)奥田遥人(堀小スワローズ)(18)青木吉宗(杉並和泉学園ベースボールクラブ)(19)木口滉大(同)(20)村井大河(桃五少年野球クラブ)
 ※丸数字は背番号、<10>は主将

五泉フェニックス準優勝

準優勝の五泉フェニックス

 ことし、東京オリンピック開催に伴い、8月に行われる高円宮賜杯第40回全日本学童軟式野球大会の代替開催地となる新潟県。その大会ホスト県から参加の五泉フェニックスが準優勝に輝いた。
 2010、11年には2年連続で同大会に出場している名門。地元で開催されることしは「ぜひ県代表を勝ち取り、3度目となる全国大会出場を果たしたいですね」と吉川浩史監督も意気込む。
 この大会では、準決勝で、同じく全国を目指す長野県の強豪・浅間スポーツ少年団(佐久市)とタイブレークに及ぶ熱戦を演じ、競り勝って決勝進出。再度のタイブレーク決着となった決勝では力尽きたが、持ち味の堅守と、小柄ながらも力強い打撃を披露した。丁寧な投球で決勝8イニングを投げきった荒井真鈴さんは、打っても4番に座る強打者。「決勝は打てなかったのが悔しい」と言い、「ピッチングも高めに浮いてしまって…」と反省したが、「結果的に抑えられたのはよかったです」と冷静に振り返った。

決勝で先発完投した五泉・荒井さんも好投が光った

 このオフは暖冬ではあるものの、練習は室内がメイン。廃校となった小学校の体育館を改装した屋内練習場では、マシンを使った打ち込みも行えるという。5月の連休に始まる全国大会予選に向け、吉川監督は「守備、走塁をもう1ランク、上げたいですね」。澤田惇貴主将は「守備では課題も見つかったので、全国大会に向けてもっと練習したいです」と言い、夏に向けての奮起を誓っていた。

浅間スポーツ少年団 奮闘3位

3位の浅間スポーツ少年団

 4年ぶり5回目の高円宮賜杯全日本学童大会出場を目指す、大会上位常連の浅間スポーツ少年団は、全体的には小粒ながら、打撃は力強く、小気味よい動きで堅守も目を引く好戦力。奮闘の3位入賞を果たした。
 準決勝では五泉フェニックスとの接戦をタイブレークの末に落としたが、3位決定戦では原町ジュニア・メッツ(福島県南相馬市)にタイブレーク勝ち。「ことしはみんな、バッティングが良い。全国大会を目指します!」と宮下優希主将。浅沼信行監督は「まだ春先。細かな野球よりも、打たせることを優先しています。久々に人数がそろったので、期待しているんですけどね」。今後はチーム伝統の機動力に磨きをかけ、さらに上昇してきそうだ。

---------------- 結  果 ------------------

 ▽1回戦
オール杉並(杉並区)3-0 広田ベイスターズ(富山市)
若松ブルーウイングス(朝霞市)5-4 府中十小アトムズ(府中市)
原町ジュニア・メッツ(福島県南相馬市)19-0 三鷹ゼファー(三鷹市)
刈羽ウイングス(新潟県刈羽市)3-2 小平選抜(小平市)
浅間スポーツ少年団(長野県佐久市)12-1 ホームライオンズ(狛江市)
豊田スワローズ(富山市)17-1 連雀スパローズ(三鷹市)
五泉フェニックス(新潟県五泉市)7-3 清瀬選抜(清瀬市)
戸田クラブJr.(戸田市)4-0 若松ホーマーズ(封中市)
 ▽2回戦
オール杉並 7-1 若松ブルーウイングス
原町ジュニア・メッツ 4-1 刈羽ウイングス
浅間スポーツ少年団 8-1 豊田スワローズ
五泉フェニックス 7-4 戸田クラブJr.
 ▽準決勝
オール杉並 4-1 原町ジュニア・メッツ
五泉フェニックス 5-4 浅間スポーツ少年団
             (タイブレーク)
 ▽3位決定戦
浅間スポーツ少年団 8-5 原町ジュニアメッツ
             (タイブレーク)

【フレンドリートーナメント】

 ▽1回戦
広田ベイスターズ 7-0 府中十小アトムズ
小平選抜 13-3 三鷹ゼファー
ホームライオンズ 8-3 連雀スパローズ
清瀬選抜 11-6 若松ホーマーズ
 ▽2回戦
小平選抜 4-1 広田ベイスターズ
清瀬選抜 7-3 ホームライオンズ
 ▽3回戦
小平選抜 1-0 清瀬選抜

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