豊上ジュニアーズ 自慢の戦力発揮し初栄冠 日本ハム旗第21回関東学童軟式野球秋季大会

2019年12月17日 02時00分
 小学5年生以下の学童野球新チームが関東一を競う、日本ハム旗第21回関東学童軟式野球秋季大会(関東軟式野球連盟連合会、日本ハム主催)は11月23、24日に千葉県鎌ケ谷市のファイターズ鎌ケ谷スタジアムで山梨県を含む関東1都7県の代表が参加し行われた。決勝では豊上ジュニアーズ(千葉)が前年王者の茎崎ファイターズ(茨城)を下して初優勝した。 (鈴木秀樹)

 

 ▽決勝
茎崎ファイターズ
   001000|1
   20030x|5
豊上ジュニアーズ
 (6回時間切れ)
(茎)岡野碧斗-橋本結人
(豊)藤川倖生、荒井優聖-荒井、藤川

 

投手陣躍動!!エースの穴埋めた

優勝した豊上ジュニアーズの選手ら

 ともに今夏、6年生チームが全日本学童軟式野球大会で大活躍、全国準優勝に輝いた茎崎と同3位の豊上。その弟たちも負けじと、熱い戦いを鎌ケ谷で見せた。
 といっても、大会は両日とも雨に泣かされ、あこがれの鎌ケ谷スタジアムではなく、隣接する室内練習場が決戦の舞台となった。
 両翼50メートル、センター75メートルと正方形の舞台は、高さ21メートルの天井、そこから垂れ下がる3メートルの仕切りネットとも、当たったボールはすべてインプレー。本来なら長打性の当たりがネットにかかり、内野フライや内野安打になってしまう。
 それでも、来夏の日本一を目標に掲げる両チームナインはスピード、パワーを最大限に発揮。とりわけ、豊上はエース左腕の石井翔君がケガで登板できない中、藤川倖生君、永山瑛大君、大山悠太君、主戦捕手で主砲の荒井優聖君もマウンドで躍動した。打線も藤川君、荒井君、米山創君を中心に、外野に入った石井君らも高い打撃センスを発揮し、相手を攻め立てた。
 西埼玉少年野球(埼玉)との初戦を5-2でものにすると、準決勝は平戸イーグルス(神奈川)にコールド勝ち。決勝も初回に石井君の2点打で先制すると、1点を返された4回には田島維力君、渡辺大輝君の連打、荒井君、米山君の連続適時打など打者一巡で3点を加えて茎崎を突き放し、藤川君から荒井君へとマウンドをつないで完勝した。
 この秋には地元・柏市の大会の決勝で6年チームを下したという豊上の新チーム。高野範哉監督も「力はある子たち。この代で全国を逃したら、これはもう大人の責任です」と断言する、自慢の戦力なのだ。「ことしは全国で、優勝した多賀(少年野球クラブ)さんとも戦い、大人たちも多くを学ばせてもらった。来年はこの子たちと、また日本一を狙います」と力を込めた。
 「ずっとここを目指してきて、思い通りにできなかったプレーもあったけど、勝ててうれしい。来年は6年生チームができなかった全国制覇を、全員で目指します」と平川竜輝主将。投打で大活躍の荒井君も「ピッチャー、キャッチャー、どっちも頑張って、全打席ホームランを狙います」と頼もしくうなずき、地元から駆けつけた200人近い応援団に駆け寄っていった。

茎崎ファイターズ 銀

準優勝の茎崎ファイターズ

 連覇を逃した茎崎の吉田祐司監督が淡々と振り返った。
 「豊上さんは5年生が強い、という話は聞いていました。それでも、ミスなく食らいつければ、との思いもありましたが…。うちはミスも出たし、現状では力の差があります」
 とはいえ、捕手で4番の橋本結人君が連日、外野壁の上部、狭い範囲で設けられたホームランゾーンに飛球を運ぶパワーを見せたほか、決勝ではバントなど小技も見せるなど、茎崎もさすがの試合運び。橋本君のほか水瀬航平君、七村佑聖君、岡野碧斗君と、6年生とともに夏を戦ったメンバーも、着実に力を付けていることを印象づけた3試合となった。
 今後もフィールドフォースカップ、東日本交流など、オフの間にも豊上との対戦機会がありそうな茎崎。「現状の差を、徐々にでも縮めて行けたら」。来季に向けての青写真は、すでに吉田監督の頭の中では出来上がっているようだ。

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 ▽1回戦
平戸イーグルス(神奈川)8-0 姿川第一野球クラブスポーツ少年団(栃木)
豊上ジュニアーズ(千葉)5-2 西埼玉少年野球(埼玉)
茎崎ファイターズ(茨城)14-4 双葉(山梨)
レッドファイヤーズ(東京)7-0 大間々東小リトルジャイアンツ(群馬)
 ▽2回戦
豊上ジュニアーズ 9-2 平戸イーグルス
茎崎ファイターズ 4-1 レッドファイヤーズ

3位の平戸イーグルス

3位のレッドファイヤーズ

日本ハム管理栄養士実例を挙げ食育アドバイス

 大会共催者の日本ハムが、今大会の参加選手約200人、保護者約300人を対象に、管理栄養士による「食事・栄養講座」、スタジアムツアーなどを実施した。
 同社はプロ野球の北海道日本ハムファイターズ、サッカーのセレッソ大阪の選手サポートとして、栄養管理士を派遣し、体づくりのためのカウンセリングや食事、栄養の指導を長く行っている。
 この日、講師を務めたのはファイターズ栄養サポート担当を務める、同社中央研究所管理栄養士の八巻法子さんと櫻井郁美さん。ファイターズの選手たちと日々、話し合い、体づくりや栄養管理に当たっている様子を説明しながら、参加者に向けてアドバイスを送った。「○○選手の場合は…」「□□選手は…」と実例を挙げながらの説明は説得力があるようで、メモを取りながら説明に聞き入る母親達の姿も見られた。

スタジアム内の食堂で、特製弁当をほおばる参加選手たち

 選手らはスタジアムツアーでベンチやロッカーなどの施設を見学し、昼食はファイターズの選手らが使うスタジアムの食堂へ。ここでは、プロ選手と同じメニューを取り入れた弁当が用意され、チームの仲間たちと一緒に、にぎやかに食事をしていた。

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