東京都の人口推計1398万人、26年ぶりのマイナス 1月1日時点 識者「山手線の外側の減少定着」

2022年2月1日 06時00分
 東京都は31日、2022年1月1日時点の推計人口が1398万8129人で、前年同期から4万8592人減った、と発表した。コロナ禍で東京離れが進んだとみられる。都の人口が通年で減るのは、不況による求人減で転入が低調だった1996年以来、26年ぶり。減少数は統計を始めた56年以降で最も多かった。
 推計人口は、国勢調査の確定人口を基に、住民基本台帳の転入者と転出者の増減を加味したもの。転入者数から転出者数を差し引いた「社会増」は3897人。前年の2万9618人から大幅に減り、死亡者数が出生者数を上回る「自然減」をカバーできなかった。
 地域別では、23区の人口(約967万人)が4万9891人減った。特に、世田谷や江戸川、大田など「都心から離れた区の人口減が目立った」(みずほリサーチ&テクノロジーズの岡田豊氏)。
 岡田氏は「リモートワークの普及に伴う転職なき移住で、山手線の外側にあるエリアは人口減の動きが定着しつつある。このままでは東京でも空き家が増える恐れがある」と話した。(大島宏一郎)

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