「肩もみ」 骨と骨の間狙って プロのこつ解説 家族のコミュニケーションにも

2022年2月3日 09時06分
 肩も背中もぎゅうっと縮こまってしまう寒い時季。硬くなった体がほぐれるだけでなく、家族のコミュニケーションにもなる肩もみはいかがでしょう。どうせするなら、してもらうなら、気持ちよく。肩周りは、細かい筋肉が多く、運動ではほぐしきれないことも多いという。マッサージのプロに肩もみのこつを教えてもらった。 (今川綾音)

◆「ゆっくり力入れる」

 マッサージや鍼灸(しんきゅう)治療を行う「グローバル治療院」(本社・東京)の技術教育担当・川本茂市(もいち)さん(50)=写真=によると、まず押さえておきたい肩もみのポイントは、もむ場所。(1)肩にあるシャツの縫い目のライン(2)背骨と肩甲骨の間(3)肩甲骨と首(頸(けい)骨)の間−が、もみどころだ。
 もみ始めは手のひら全体を使い、(1)(2)(3)を優しくさする。手を当てて、温めていくイメージだ。「『手当て』という言葉があるように、ゆっくりさするところから始めると、もまれる人の体が安心します」
 相手がリラックスできてきたようなら、次は親指の第一関節より先全体を使って、(1)(2)(3)のゾーンに圧をかけていく。ポイントは、指を体の中心に向かって沈めるように、ゆっくりと力を入れていくこと。
 「ギュッギュッと押し込む短く鋭い刺激は、痛いだけで効かないので避ける。つまむようなもみ方も気持ちよくありません」
 効くからといって同じ部位ばかり、体の左右片方ばかりを刺激すると、そこだけ血行が良くなり、肩もみ後に違和感が出やすい。全体を満遍なくもみほぐした後、気持ちのよいポイントを重点的にもむとよい。
 最後は首筋。中央の骨の両側をもむ。ぐらつくと力が伝わりにくいので、テーブルなどに額を当てて固定するとよい。タオルなどを額の下に敷くと快適だ。
 力加減は相手の表情を見て調整を。相手がリラックスしているか、我慢しているかを読み取る。「マッサージは、もむ側ともまれる側が一緒につくるもの。もまれる側も『もう少し強く』『そこが気持ちいい』と伝えてあげて」
 もんでもらうときはあまり厚手ではない服の方が、もむ側の指先の感覚がしっかり伝わる。痛がる刺激はしないのが基本。炎症や痛み、違和感がある場合は肩もみを控える。

関連キーワード


おすすめ情報

健康の新着

記事一覧