<Q&A>ファイザー、モデルナの交互接種 副反応や有効性に差はあるの? 新型コロナワクチン

2022年2月5日 06時00分
米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン

米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン

 異なるワクチンを打つ「交互接種」に、不安を感じる人も多い。安全性や有効性はどうなのか―。
 Q なぜ交互接種をするのか。
  高齢者の多くは1、2回目にファイザー製を接種したが、3月までの3回目用ワクチンの供給見通しは、ファイザー製とモデルナ製が半分ずつ。高齢者の感染を防ぐには、3回目接種を急ぐ必要があり、政府はモデルナ製の接種も推奨している。
 Q 3回とも同じワクチンを打つ「同一接種」と比べ、交互接種は健康に影響が出るのでは。
  厚生労働省は英国と米国の2つの研究結果から同一接種と交互接種で、生命に関わるような「有害事象に差はない」と判断している。
 Q 交互接種の副反応はどうか。
  1、2回目にファイザー製、3回目にモデルナ製を接種した約50人とファイザーの同一接種をした約50人の副反応を比較した米国の研究によると、ともに約8割が「倦怠感」「注射部位の痛み」を訴えた。「筋肉痛」「頭痛」は交互接種でそれぞれ約7割あり、同一接種のそれぞれ約5割より高い。重篤な副反応については、交互接種を研究したサンプル数が少なく、どの程度あるのか、まだはっきりしない。
 Q 有効性はどうか。
  英国の研究では、交互接種の方が中和抗体価が上がった。ファイザーの同一接種は約8倍だったが、交互接種は約11倍。米国でも、交互接種の方が抗体価が上がるという研究結果が報告された。
 ただし、英米の研究はともに、モデルナの3回目を1~2回目と同じ量の0.1ミリグラム接種した人を調べたものだ。日本の3回目接種は半分の0.05ミリグラムのため、厚労省は「海外の研究結果よりも、副反応と抗体価上昇は少なくなる可能性がある」としている。(原田遼)

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