江戸川劇勝で8強!! 東京都女子学童エリエールT

2019年7月18日 02時00分
 東京都知事杯第8回東京都女子学童軟式野球大会エリエールトーナメント(都軟式野球連盟、東京中日スポーツ・東京新聞主催)は15日、足立区の舎人公園野球場で3回戦8試合を行い、女王・江戸川エンジェルズ(江戸川)などベスト8が出そろった。 (ペン&カメラ=竹下陽二、都丸満)

松岡さんサヨナラ打

サヨナラ走者・酒井さんの視線の先は……

サヨナラ走者に突進するエンジェルズナイン

 勝利の女神が天使たちにほほ笑んだ。同点に追い付かれた直後の最終7回裏、江戸川エンジェルズの逆襲が2死無走者から始まった。
 1死からの走者は盗塁死であっさり2死。タイブレーク突入かと思われた直後、酒井七海さんが右中間に二塁打。そして、続く松岡あさひさんが中前に劇的なサヨナラ打。激戦を制した山本詠主将は「同点にされた時は、少し焦りましたが、裏の攻撃があると、みんなで声を出し合いました。勝てて良かったです。4連覇したいですから」と声を弾ませた。大会3連覇中。負けるわけにはいかなかったのだ。

勝利の立役者の一人、先発した酒井さん

 どっちに転んでもおかしくない接戦だった。1点リードの6回表無死満塁の大ピンチを奇跡的に切り抜けた。その裏、リードを2点に広げ、迎えた7回表の守備。同点にされてなおも2死二塁で、勝ち越し打かと思われた中前打をセンターの荒木優衣香さんがホームに好返球。勝ち越し走者を刺した。ピンチの後にチャンスあり、だ。このナイスプレーがサヨナラ劇の呼び水となった。

悔しさ4連覇で

 劇勝に喜びを爆発させたエンジェルズナインに、あまりに残酷なドラマが待ち受けていた。雨天中止が続き日程上の都合上、この日までに8月に愛媛で行われる全国大会出場チームを8強の中からクジ引きで決めざるを得なくなったのだ。そして、クジ運に恵まれず、全国大会出場の夢が絶たれた。
 ほんの15分前に歓喜に沸いたナインは肩を震わせ悔し涙に暮れた。「日程を恨みます。この悔しさを4連覇達成にぶつけてほしい」と鮫島徹郎監督は唇をかんだ。大会は準々決勝から決勝まで続く。4連覇達成で天使たちの意地を見て見たい。

2戦連続快勝!!  八王子

ベスト8入りを決めた八王子スマイリーズ。抽選で関東大会出場を決めた

 打ち勝った初戦とは違い、この日の八王子スマイリーズは、服部真歩さんが放った2安打のみ。それでも相手投手の乱調などで初回に7点、2、3回にも1、4点を奪い計12得点。投げても先発・二瓶蘭さんが、2失点を許すも3イニング1安打6三振と好投。継投した久留島彩海さんも最終4回を3人で締めくくり快勝した。
 「初戦は練習の成果が出せたが、今日はラッキーだった」と渡辺敏雄監督。馬越椋主将は3回に失点し「流れがもっていかれなくて良かった」と笑顔で語った。
 試合後に行われた抽選に敗れ、「全国大会いきたい」という目標は果たせなかったが、関東大会への出場権を獲得。「いつも笑っているから楽しい」という選手達の、チーム名通りの明るい笑顔が咲いた。

全国切符ゲット 府中&町田

日程遅れ抽選に「苦渋の決断」

都代表に決まり喜ぶオール府中女子。準優勝しNPB推薦で出場した昨年に続き2年連続で全国の強豪に挑む

 今大会は、全国(8月・愛媛)、関東の両大会に出場する東京代表を懸けた予選大会となっているが、度重なる雨天延期で予定が大幅に遅れている。その為、「試合で決着をつけさせてあげたかったが、苦渋の決断をしました」と都軟連・牧野勝行専務理事。この日勝ち上がった8チームで抽選による“代表決定トーナメント”を行った。
 結果は、オール府中女子が都代表、町田女子選抜がNPB推薦で全国大会に、八王子スマイリーズと杉並女子学童選抜が関東大会に、それぞれ出場する事が決まった。
 準優勝し、NPB推薦で出場した昨年に続き愛媛行きを決めた府中女子。「1回戦敗退し目標ができた」と初出場を振り返る福岡史貴監督。「今年は高望みせず、まずは“全国1勝”。僅差のゲームを勝てたのは、力が付いてきたのかな」と期待する。岡田彩乃主将は「新しいメンバーと一緒に戦えるのが楽しみ。去年は“旅行”という感じで浮かれていた。一つでも勝って全国優勝目指したい」

NPB推薦で2度目の全国大会出場を決めた町田女子選抜

 6年ぶり2度目となる大舞台に挑む町田女子の吉田毅彦監督は「昨年は6年3人で関東大会3位。そこから目標にしてきて、希望はかなったけど試合で決めたかった。しっかり成績を残して胸を張って挑みたいですね」。加藤薫主将は「うれしいです。こまできたら良い所まで行きたい。もっとチームワークを高めて、皆でつながって行けたらいいなと思います」と笑顔で語った。

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