オウム裁判担当弁護士ら出演 死刑考えるドキュメンタリー上映

2022年2月6日 07時09分

死刑制度に対するそれぞれの考えを明かす(左から)長塚監督、岡田弁護士、滝本弁護士=横浜市中区で

 オウム真理教の元教団代表ら元死刑囚と向き合った関係者を追ったドキュメンタリー映画「望むのは死刑ですか オウム“大執行”と私」(暫定版)の上映会が五日、横浜市中区の県弁護士会館で開かれ、市民ら約五十人が死刑制度について考えた。
 映画は、教団代表だった麻原彰晃元死刑囚=執行時(63)、本名・松本智津夫=ら十三人の死刑執行後、関係者が明かす思いを通じて死刑制度を問う。信者の家族や、麻原元死刑囚の刑事裁判を担当した弁護士らが登場する。
 上映後には出演した二人の弁護士が講演した。教団に妻子とともに殺害された坂本堤弁護士の同僚だった岡田尚氏は死刑に反対の立場。「被害者はこうあるべきだという同調圧力を感じる。それぞれ感じることはある」と心境を明かした。
 教団に襲撃された滝本太郎氏は、教団の事件では麻原元死刑囚以外は死刑を回避すべきだったとしつつ「刑罰の基本は応報。死刑は必要だ」と語気を強めた。
 長塚洋監督(63)は「とかく賛成、反対の議論になるが、判断の材料を持っているのか。深く掘り下げる必要がある」と話した。(米田怜央)

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