スーツ規定違反とは?高梨沙羅だけじゃない…失格者続出のスキージャンプ混合団体

2022年2月8日 12時34分
スキージャンプ混合団体 1回目の飛躍をする高梨沙羅(AP)

スキージャンプ混合団体 1回目の飛躍をする高梨沙羅(AP)

 北京冬季五輪の7日、新競技のスキージャンプ混合団体で異例の状況が起きた。日本の先陣を切った高梨沙羅(25)=クラレ=がスーツ規定違反となって号泣した。
 だが、その後オーストリア、ドイツと続々失格者が出て日本は8位になり、上位8位までの2回目に滑り込むことができた。さらに2回目でも、1回目2位でメダル争いしていたノルウェー選手に失格者が出て、混戦模様となった。
 競技の大混戦を生んだスーツ規定違反とは何か?
 ジャンプの競技では、たびたび起こっている。今大会の個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑も、2021年のワールドカップ(W杯)で失格になったことがあった。
 スキーのジャンプは助走するスピードや高所からの落下という要素だけではなく、風を受けて体を持ち上げる「揚力」も飛距離に大きく影響する。揚力を得やすい向かい風が有利で、追い風だと不利になるため、風向きで点数を加減するウインドファクターという採点基準もあるくらいだ。
 選手が着ているジャンプスーツは、その揚力を受けるツールとしてさまざまな規定がある。
 全日本スキー連盟のガイドラインによると、選手は下着一枚で両腕を水平に広げ、股下や体の周りなどあらゆる場所を計測され、スーツ寸法と体のサイズが一致しないといけない。誤差は数センチと厳しい。遠征で体がやせて、スーツ違反になることもあるという。

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