梅と多摩川「ome」のロゴタオルできたよ 霞台小で起業家教育 資金集めから価格設定まで

2022年2月8日 07時10分

完成したタオルをPRする(左から)富山さん、黒木さん、小峰さん=青梅市で

 青梅市立霞台(かすみだい)小学校の五年生六十八人が起業家教育の授業で開発したフェースタオルが発売される。資金集めからデザイン、価格設定まで。商品企画に必要なことは、児童たちが設立した模擬会社が行った。地域の豊かな自然をモチーフに、ふるさとへの愛情を形にした。(林朋実)
 タオルは縦三十五センチ、横九十センチでアイボリー、ブルー、ピンク、ペールグリーンの四色。地元のタオルメーカー「ホットマン」(長淵)の製品で吸水性に優れた「一秒タオル」に、市の花の梅や多摩川の流れなどをイメージした刺しゅうをあしらった。「ome」のオリジナルロゴが入る。
 昨年度に始めた起業家教育の授業では、青梅の良さをPRする商品を作る。経済や社会の仕組みに加え、地域について学ぶ。今回はホットマンの協力で、設立した模擬会社「霞カンパニー」が商品づくりに取り組んだ。
 一株五百円で株券を発行して資金を集めた。児童が保護者に事業計画を説明して出資を頼んだ。教員らが出資した分と合わせて五十万三千円を集めた。佐藤広明校長は「議論を重ねて商品を作る経験を通じて、子どもたちに行動力が身に付いた」と成果を誇る。
 霞カンパニー副社長の小峰唯香さん(11)は「タオルと刺しゅうの色合いが予想以上にいい」と自信を見せ、もう一人の副社長の富山晴貴さん(10)は「利益が出たら学校のために使ったり、市に寄付したりしたい」と話した。タオルの売り上げ次第では、出資者にも配当金を出すという。
 フェースタオルは一枚千二百円で計八百枚を販売予定。うち五百枚は既に予約済みで、残りの販売会が十九日に立川市の伊勢丹立川店、二十二日に青梅市役所である。社長の黒木萌衣さん(11)は「頑張って売りたい」と意気込んでいる。

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