川口市のいじめ問題 元校長、元部活顧問ら5人処分へ 「認識誤っていた」と市教委が答弁

2022年2月9日 07時37分

いじめ問題などについて質疑が行われた川口市議会の特別委員会

 川口市立中学校であったいじめを巡り、対応に問題があったとして市が敗訴した問題で、市教育委員会が当時の校長ら五人の処分の手続きを進めていることが分かった。八日に開かれた市議会次世代支援・教育力向上特別委員会で市教委が答弁した。(柏崎智子)
 市教委によると処分対象は元校長と元教頭、元部活顧問教諭、当時の市教委幹部職員二人の計五人。いずれも事情聴取は終えた。処分は県教委と話し合って決めることになり、元校長と元教頭、元顧問については報告書を県教委に提出済み。市教委元幹部二人の分もまもなく提出するという。
 市議会委員会では、これまで市教委が市議会にしてきた説明への疑問の声も上がった。石橋俊伸市議(公明)は「『市教委は間違っていない、しっかり対応している』と聞かされてきたが、敗訴したら『生徒に申し訳なかった』と百八十度転換された。今まで言ってきたことは何だったのかと感じてならない」と質問した。
 中川猛指導課長は「われわれのいじめに対する認識が誤っていたというひと言に尽きる」と答弁。森田吉信学校教育部長は今後の改善点として「法にのっとった対応をすること」「公文書には客観的事実のみを記載すること」などを挙げた。
 問題を巡っては、いじめにあった元生徒の男性(19)が市を提訴し、五十五万円の支払いを命じたさいたま地裁判決が確定している。

関連キーワード


おすすめ情報

埼玉の新着

記事一覧