飲み会よりも…午後は静かに「ヌン活」 英国発祥アフタヌーンティー人気 SNS映えも魅力<まちビズ最前線>

2022年2月13日 06時00分

3月から提供予定の「桜&宇治茶アフタヌーンティー」(ホテル椿山荘東京提供)

 英国発祥の「アフタヌーンティー」にちなみ、お茶やお菓子を味わう「ヌン活」が流行している。英国風の3段プレートに並んだお菓子と紅茶を基本に、最近は日本茶や和のテイストを取り入れたメニューも人気。コロナ禍で飲み会やディナーの機会が減る中、SNSえを楽しみつつ静かな午後を過ごす人が増えている。(石川智規)

3月から提供予定の「桜&宇治茶アフタヌーンティー」(ホテル椿山荘東京提供)

◆スイーツ写真で「ヌン活しました!」

 「お友達とヌン活してきました!」。写真共有アプリのインスタグラムには、美しい茶器や3段スタンドに飾り付けられた色とりどりのスイーツの写真が並ぶ。
 3段のティースタンドに並んだスイーツと紅茶を提供する英国流の「アフタヌーンティー」は、ホテル椿山荘東京(文京区)が1992年、東京で初めて提供したとされる。同社広報担当の中野佑美さんは「当時から3段スタイルは変えていません。スコーンの味や提供手法など、英国のシェフから学んだと聞いています」と明かす。

スイーツをスマホで撮るのもヌン活の楽しみ=東京都千代田区のレストラン1899お茶の水で

◆コロナ禍も売り上げ不変

 アフタヌーンティーは通年提供だが、季節ごとにスイーツやスコーンのメニューを変える。3月15日から始めるのは、京都のお茶の老舗「辻利兵衛本店」とコラボした「桜&宇治茶アフタヌーンティー」(5450円)。桜の風味や抹茶の味わいを融合させたスイーツを取りそろえ、お茶は約20種類。おかわり自由で楽しめる。
 「写真映えするので、撮影しながらSNSに投稿して楽しむお客さまが増えている」と中野さん。コロナ禍でもアフタヌーンティーの売り上げは不変という。

繊細に盛り付けられたデザートプレートを前に、うれしそうに写真を撮る女性=東京都千代田区のレストラン1899お茶の水で

◆日本茶や和素材の和食も人気上昇

 ヌン活は和食にも広がる。ホテル龍名館お茶の水本店(千代田区)に併設の和食店「レストラン1899お茶の水」は、日本茶や和食素材を使った「アフタヌーンティープレート」(1800円)を2017年から提供。当初から人気を博していたが、ヌン活が脚光を浴びてからは売り上げも急増した。同プレートは今年1月、前年同月比2倍の売り上げに。

メニューへのこだわりについて話す料理長の大久保将史さん=東京都千代田区のレストラン1899お茶の水で

 大久保将史料理長は「お茶とともに和食の基本を崩さないメニューを心掛けている」と話す。旬の食材を使い、抹茶の緑にイチゴの赤を添えるなど色合いにも配慮。「コロナ禍で飲み会などが開けない中、早い時間に集まってお茶とスイーツをゆったり楽しんでほしい」

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