NPB12球団ジュニア、夢舞台へ始動

2018年11月6日 02時00分

各地で練習やテストマッチ

速さ!力強さ!!

ヤクルトJr.

 ことしも年末に行われる学童野球の夢舞台、「NPB12球団ジュニアトーナメント」(12月27~29日・札幌ドーム)。9月以降には各球団のジュニアチームが結成され、その活動もいよいよ本格化しており、関東圏のジュニア戦士たちも週末ごとの練習やテストマッチに挑んでいる。 (鈴木秀樹)
 度会博文新監督のもと、2005年の第1回大会以来となる優勝を目指すヤクルトJr.は10月23日、東京都江東区の夢の島東少年野球場で巨人Jr.とテストマッチを行った。
 8月終盤の結団式以降、毎週末に練習と試合を重ねており、チームづくりは他球団に一歩、先んじている印象。すでに井上和輝君を主将に、岸野祥大君、黒岩秀哉君を副主将に任命済みだ。
 この日の巨人Jr.戦は5-8で敗戦。相手の強力打線にしてやられた形となったが、田中陽翔君、岸野君、三河和希君の暫定クリーンアップを核とした打線、“お家芸”ともいえる走塁への意識の高さなど、速さと力強さを印象づけた。
 「教えたことは集中して取り組んでくれているし、チーム内でもいい意味で競争が始まっている感じです」と度会監督。「年末の大会のためというのはもちろんですが、彼らの将来にプラスとなる指導を心掛けたいですね」と話していた。

指揮官ニッコリ

次男のおかげ

  ○…ヤクルトJr.のOBでもある、指揮官の次男・度会隆輝(横浜高)がことし、1年生ながら鮮烈な甲子園デビューを果たした。侍U-15でも奮闘、佐倉シニア時代から注目を集めてきた大器は、早くも未来のドラフト候補に挙がる活躍をみせている。度会監督は「おかげで、僕も選手の保護者たちから信頼して頂けているようで…。息子に感謝です」と笑顔で話した。

守備が安定!!

西武Jr.

 ことし1軍が10年ぶりのリーグ制覇を果たした西武は、昨年まで5年間、コーチを務めた平尾博嗣さんがジュニアチームの監督に就任。コーチ時代と変わらず、自ら率先して体を動かしながら、選手たちをまとめ上げている。
 昨年は新潟、長野を含む9都県からと、広範囲の選手で構成されたチームだったが、ことしは地元の埼玉、東京のほか茨城、群馬、栃木の5都県から。全635人の応募者から、8月のセレクションを経て、16人の若獅子たちが選ばれた。
 9月初頭から活動を始めており、10月13日には1軍の本拠地、メットライフドームでも練習を行った。「ことしは飛び抜けた選手はいませんが、守備は安定していますよ」と平尾監督。「守りでミスをしないチームづくりを目指したいですね。理想的には、みんなが複数のポジションをこなせれば良いのですが、そのあたりの見極めと、チームを引っ張るキャプテンの選出と…。これからですね」。星野智樹、宮田和希コーチも加わった熱血指導で、急速にチームが出来上がりつつある。

巨人Jr.

パワーヒッターがズラリ

 足立然君、森山竜之輔君、宇野真仁朗君と、3人のU-12日本代表メンバーが名を連ねる巨人Jr.は、加藤健新監督のもと、10月14日の結団式から始動。21日は4番候補の森山君が不在ながら、強力打線が火を噴き、ヤクルトJr.とのテストマッチで勝利を収めた。
 この日は1番の渡辺暁斗君から能村詢矢君、鶴田大介君、臼井良太君、奥田想来君…と、長打のあるパワーヒッターがズラリと並ぶ打線。2番に座った能村君が3安打を放つなど活躍、3点を追う4回には連打で逆転するなど、うわさに違わぬ迫力を見せつけた。
 とはいえ、まだ結成間もないこともあり、「連係面などでは、明らかにヤクルトさんが上でしたね」と加藤監督。「守備や打席だけでなく、コーチャーやベンチも1球ごとの状況を把握し、共有できるようにならないと。これからですね」と課題を挙げていた。

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