<Q&A>ワクチン3回目接種 モデルナ製はなぜ半量? 効果ある?

2022年2月16日 06時00分
 3回目の新型コロナウイルスワクチン接種で、米モデルナ製は1、2回目の半分の量を投与する。米ファイザー製は3回とも同量なのに、モデルナ製はなぜ、量を減らすのか―。
 Q モデルナ製は半分の量でも効果があるのか。
  厚生労働省などによると、モデルナは1、2回目接種の効果などから、3回目は半分の0.05ミリグラムでも十分と判断し、臨床試験(治験)を行った。2回目接種から6カ月以上たった18歳以上に0.05ミリグラムを投与したところ、中和抗体価が2回目接種後の1.7倍になったという。
 Q 副反応はどれくらいあるの。
  8割が注射部位の痛み、6割が疲労や頭痛などを訴えた。死亡につながる重篤なケースはなかった。そうした治験結果を踏まえ、モデルナは3回目接種の申請をし、厚労省が承認した。
 Q ファイザー製は3回とも同じ量だ。
  ファイザーは1、2回目接種と同量の0.03ミリグラムで3回目の治験を行い、厚労省に申請して承認された。だから、量は3回とも同じだ。
 Q 交互接種の治験はどうか。
  モデルナもファイザーも、3回とも自社製ワクチンを打つ同一接種の治験結果しか厚労省に提出していない。交互接種については、中和抗体価の上昇や副反応が出る頻度は同一接種と差がないという米国と英国の調査機関の研究データがある。ただし、これらの研究結果は、3回目接種でモデルナ製を0.1ミリグラム投与したものだ。
 Q 交互接種でモデルナ製0.05ミリグラムを投与した研究データはないのか。
  英保健安全保障庁(UKHSA)が今月、発表した。それによると、ファイザー製の2回目接種から約半年後にオミクロン株への発症予防効果が約10%に低下したが、3回目にモデルナ製0.05ミリグラムを接種した2~4週間後、約75%に上昇したという。(原田遼)

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