東京都、塾費用と受験料の貸し付け対象拡大へ 医療費助成拡大方針には自民が抗議「調整不足」<論戦都議会>

2022年2月23日 07時07分
東京都議会議事堂

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 都は中学と高校の各三年生に学習塾の費用や高校・大学受験料を無利子で貸し付け、入学したら返済を免除する支援制度の対象を二〇二二年度に拡大し、申込件数が三・六倍に増えると見込んでいると明らかにした。小池百合子知事が二十二日の都議会定例会で各会派代表質問に「低所得世帯の子どもたちの学びを支援する」などと述べた。
 都は世帯人数に応じた収入が一定基準以下の場合、塾代二十万円、高校受験料二万七千四百円、大学受験料八万円を上限に無利子で貸している。現行の収入要件は生活保護基準の一・一倍で、二二年度に一・五倍にする。二〇年度の利用数は約七千六百件。事業費は二一年度が十一億円、二二年度は五十七億円に増やす。
 このほか、都が子どもの医療費助成の対象を高校生まで拡大するため、二二年度予算案にシステム改修費約七億円を計上したことについて各会派が質問。小宮安里氏(自民)は、都が実施主体の区市町村と事前調整しなかった点などに「強く抗議する」とくぎを刺した。都側は「今後、丁寧に議論を重ねる。来年四月の開始を目指す」と述べた。
 また小池知事は、多摩都市モノレールの利用者増に向け、小学生の一日乗車券を二二年度の夏休みなどを中心に百円にし、利用実態調査も行う考えを示した。現状の一日乗車券は四百五十円で、都は値下げ分の負担も検討している。増子博樹氏(都民ファーストの会)への答弁。(土門哲雄、加藤健太)

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