熱海土石流 復興検討委が初会合 具体計画は8月策定へ

2022年2月26日 08時01分
 熱海市は二十五日、昨年七月の土石流災害で被災した伊豆山(いずさん)地区の復興計画を話し合う検討委員会の初会合を開いた=写真。復興の方針や理念を盛り込む基本計画を五月ごろ、具体的な土地利用などを示すまちづくり計画を八月ごろを目標に策定する方針を確認した。
 委員会は被災町内会が推薦した代表者や学識経験者など十人で構成。委員長には被災者の高橋幸雄さん(66)=熱海市議=を選んだ。
 初会合では、市が災害や基本計画の概要などを示した後、委員が意見を出し合った。「若い人たちが帰ってこられるような、新しい人が入ってこられるような町をつくってほしい」「この町を元気にするにはどうしたらいいか、住民の声を十分に聞いてほしい」などの意見が上がり、次回以降に委員以外にも、若い世代などから話を聴く場を設けることで一致した。
 東日本大震災での災害復興の知見を参考にする案も上がった。市は今回の意見を踏まえて、次回以降に基本計画の素案を示す方針。高橋委員長は「意見を集約して、早く安心できるような計画をつくりたい」と述べた。会合は今後は月に一度開き、次回は三月二十五日を予定。
 被災住民を対象に実施した市の調査によると、約六割の住民が将来的に伊豆山に住むことを望んでいる。(山中正義)

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