横浜にぎわい座 地元に根付き20周年 4〜5月 志の輔さんら記念公演 「演芸必要」コロナ禍に痛感

2022年2月27日 07時07分

開館20周年を迎える横浜にぎわい座=いずれも横浜市中区で

 横浜にぎわい座(横浜市中区)が4月で開館20周年を迎える。2002年に落語を中心とする大衆芸能の専門館として誕生し、歴代館長には地元出身の落語家で、18年7月に亡くなった桂歌丸さんも名を連ねる。ゆかりの出演者らが4〜5月の記念公演で顔をそろえ、節目を祝う。(吉岡潤)
 桜木町駅に近い野毛町に市が建て、周辺には飲食店が集まる。一九年七月から三代目館長を務める演芸評論家の布目英一さん(61)は「野毛のランドマークにというのが設立の趣旨。市民に大衆芸能を幅広く提供し、県外からも多くの方に足を運んでいただいた。地元の理解があって二十年間やってくることができた」と振り返る。

「さらに野毛の町と一体となった演芸場に」と話す布目館長

 かつて寄席や芝居小屋が並び、活況だったという横浜。その歴史を踏まえ、歌丸さんや地元住民らが市に呼び掛けて、産声を上げた。初代館長はテレビの司会者として活躍し、一〇年二月に他界した玉置宏さん。歌丸さんは同年七月から二代目館長を務めた。
 開館当初から興行の企画や制作に携わってきた布目さんは「生の舞台は一期一会の特別な空間。その空気感を楽しみ、自然と欲する方がいる」と表現する。新型コロナウイルスの感染拡大で休館した時期もあったが、再開を喜んでくれたファンの姿に「演芸が必要とされていることを痛感した」と話す。
 記念公演では、定期的に独演会を開いてきた立川志の輔さんらの独演会をはじめ、幕末に関内で起きた大火を題材にした演目や、ジャズなど野毛の魅力を伝える演目の落語が組まれている。また演芸初心者や家族向けに二時間で、落語に加えて曲芸、奇術などを楽しめるプログラムも用意した。
 四月公演は三月一日からチケットを販売する。問い合わせは、横浜にぎわい座=電045(231)2515へ。ホームページで公演内容を紹介している。

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