神宮外苑の樹木伐採、反対署名5万1536人を都に提出 小池知事に不承認を要望

2022年3月2日 20時20分
「本当に樹木の伐採が必要なのか。計画を見直す必要がある」と記者会見で訴えたロッシェル・カップさん=2日、東京都庁で

「本当に樹木の伐採が必要なのか。計画を見直す必要がある」と記者会見で訴えたロッシェル・カップさん=2日、東京都庁で

 東京・明治神宮外苑地区の再開発に伴う樹木の伐採計画に反対する米国人経営コンサルタント、ロッシェル・カップさん(57)=中央区=が2日、計画見直しを求める5万1536人分の署名を都に提出した。
 カップさんは署名サイト「Change.org」で2月16日から賛同を呼び掛けた。
 都庁で記者会見したカップさんは「環境への影響について具体的な説明が出されていない。本当に約1000本の伐採が必要なのか、計画が適切かどうか再検討する必要がある」と強調。「国際記念物遺跡会議」(イコモス)国内委員会の提言を受け入れ、小池百合子都知事に計画を承認しないよう要望した。
 計画は老朽化した神宮球場と秩父宮ラグビー場を入れ替え、商業ビルなどを建設。樹齢100年の大木も含む樹木892本を伐採する。2月9日の都市計画審議会で承認された。都側は「樹木医の意見も聞きながら、樹木の状態など詳細な調査を行い、極力保存、移植する」としている。
 これに対し、カップさんは「移植が樹木に与えるダメージは大きく、現実的には伐採と同じ結果を招く。SDGsに沿ってるとは思えない」と指摘。「計画は民間事業者に大きく依存している。十分な情報開示や市民との意見交換がなく、拙速に進められている」と訴えた。(土門哲雄、写真も)

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