福島第一原発事故で東電の賠償確定 避難集団訴訟で初 国の責任は統一判断へ 最高裁

2022年3月4日 14時20分
最高裁

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 東京電力福島第一原発事故で避難した住民らが国と東電に損害賠償を求めた3件の集団訴訟で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は東電の上告を退ける決定をした。裁判官4人全員一致の結論。2日付。二審判決のうち、約3600人に総額約13億9千万円の支払いを命じた部分が確定した。各地で起こされた避難者の集団訴訟で、東電の賠償責任が確定するのは初めて。
 一方、第2小法廷は3件の訴訟について、国と住民側双方の意見を聞く上告審弁論を4月にそれぞれ開くと決めた。二審判決は2件が国に賠償を命じ、1件は請求を棄却。国の責任を巡り結論が分かれており、最高裁は判決で今年夏にも統一判断を示す見通し。(共同)

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