ロシア、ウクライナの3回目停戦交渉は平行線「難航している」 住民避難の「人道回廊」は8日実現へ調整

2022年3月8日 10時38分
7日、ウクライナ首都キエフの検問所で警戒するウクライナ軍兵士(AP)

7日、ウクライナ首都キエフの検問所で警戒するウクライナ軍兵士(AP)

 【プシェミシル(ポーランド南東部)=谷悠己】ロシアとウクライナは7日、3回目の停戦交渉をベラルーシで行った。ロシア側代表のメジンスキー大統領補佐官は交渉後、停戦に向けて「大きな進展はなかった」と説明。ロシア軍が包囲する街から地元住民を避難させる「人道回廊」については、8日の実現に向けて調整が進んでいるとした。
 ロイター通信によると、メジンスキー氏は交渉に関して「難航している。次回は進展があることを期待している」と語った。一方、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は「人道回廊を通じた人々の移送手段の改善については、わずかな前進があった」とツイッターに投稿。停戦を巡る議論については平行線に終わったと説明した。
 ロシア側は、人道回廊で住民をロシアに避難させる案を提示したが、ウクライナ側は住民の安全が保証されていないとして拒絶している。首都キエフや東部ハリコフでは、インド人や中国人など2000人を超える外国人留学生が脱出できずに取り残され、インド政府などが懸念している。
 ウクライナメディアによると、7日にはロシア軍がキエフ郊外のパン工場を空爆し、職員ら13人が死亡した。ウクライナ大統領府によると、同日までに200超の学校と34の病院、1500の住居がロシア軍の砲撃やミサイル攻撃で全壊するなどの被害を受けているという。

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