塚戸BELTA 劇的優勝!! 東京都レディースシニアサッカー大会

2020年2月19日 02時00分
 第14回東京都レディースシニア(マザーズ)サッカー大会(東京都サッカー協会主催)が8、9日の両日、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場第1球技場で行われ、ブロック予選を勝ち抜いた24チームが参加した。初日に8グループに分かれて予選リーグが行われ、2日目に16チームによる決勝トーナメントで熱戦が展開された。 (竹下陽二)

 ▽決勝

塚戸BELTA 1(1-0)1宇喜田フレンズ
         (0-1)
       (PK3-2)

優勝した塚戸BELTAの選手ら

 故障者続出

 傷だらけの優勝だ。塚戸BELTAが故障者続出の中、劇的に優勝を果たした。
 痛いけど、うれしい。キーパーの冨永みゆきさんは泣きながら笑っていた。同点で迎えたPK戦。センターバックから守護神としてゴールの前に立った冨永さんの体に異変が起きていた。両足がつって元に戻らない。太陽が西が傾き、急激に冷え込んだピッチ。それでも、冨永さんはBELTAのゴールを死守した。宇喜田フレンズ最後のキッカーのシュートを横っ跳びで防ぎ、3-2でPK戦を制した瞬間、冨永さんはうずくまり動かなくなった。いや、動けなかった。駆け寄ったチームメートに抱きかかえられ、ベンチに運ばれた。

勝利の瞬間、動けなくなった冨永さんに駆け寄る塚戸BELTAの選手たち

 冨永さんは攻守のヒロインだった。前半の序盤、高く蹴り上げたシュートが高いバウンドでキーパーの頭上を越えて先制ゴール。そのまま1点を死守するかと思われた後半残り15秒でFKを入れられ、もつれ込んだPK決着戦。流れは確かに宇喜田フレンズにあった。
 「足がつるのは、趣味ですから」とジョークで笑い飛ばした冨永さんは「試合途中から足がつっていた。最後はど根性です。だって勝ちたいですから」と笑った。
 24チームが参加した今大会に出場するための予選を入れると、67チームの頂点。ここまで来るには無傷ではすまなかった。主力選手が肋骨(ろっこつ)負傷で大会前にリタイア。さらに、準決勝ではもう一人の主力選手、池亀瑞絵さんも左足首靱帯(じんたい)損傷で決勝のスタメンから外れ、ベンチから戦況を見詰めていた。
 「いやあ、最後は劇的でした。けが人が多い中、みんな、ホントに良くやってくれた」と平井博之監督。その目には光るものがあった。

あと一歩で… 宇喜田フレンズ準V

準優勝の宇喜田フレンズ

 ○…ミラクルの予感を漂わせた宇喜田フレンズは準優勝に終わった。
 前半に1点を先制され、後半も無得点に終わるかと思われた残り15秒、田中敬子さんが約30メートルのフリーキックを決める起死回生弾。がぜんムードが盛り上がったところで、1-1のままPK決着にもつれ込んだ。流れは、圧倒的に宇喜田だったが、塚戸の執念の前にあと一歩で涙をのんだ。

3位の西が丘

4位のハイビスカス

 ◇決勝トーナメント

 ▽1回戦
塚戸BELTA 3-1 ドミ子
ママビリョーゾ 0-0 FCトリプレッタ
   (PK2-1)
西が丘 3-0 目黒シリウス
清新第三SCマザーズ 0-0 マンマミーア
宇喜田フレンズ 1-0 霞フローラ
FC世田谷 0-0 佃シニョーレ
   (PK4-3)
ファンキーズ 2-0 四吾アトレチコ
ハイビスカス 1-0 VSC
 ▽準々決勝
塚戸BELTA 0-0 ママビリョーゾSC
   (PK1-0)
西が丘 1-0 清新第三SCマザーズ
宇喜田フレンズ 2-0 FC世田谷
ハイビスカス 0-0 ファンキーズ
   (PK3-2)

 ▽準決勝
塚戸BELTA 1-0 西が丘
宇喜田フレンズ 0-0 ハイビスカス
   (PK5-4)

全チームにメディカルバッグ贈呈

メディカルバッグを選手に贈呈する成城ロータリークラブの飯島会長(中)。

 ○…初日に行われた開会式で、共催の東京成城ロータリークラブの飯島修会長により、参加した全チームに参加賞としてメディカルバッグが贈呈された。参加賞のアナウンスがされると、参加のママさんたちから「エーーッ」と歓声が湧き起こった。同ロータリークラブ創立50周年記念事業の一環として寄付することになったもので、飯島会長は「お母さんたちのケガが多い。なんとか、ケガ防止の一助になればと思い、プレゼントさせていただきます」とあいさつした。

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