東京杉一全国王者の貫禄! 東京新聞・東京中日スポーツ杯争奪東京都小学生バレーボール選手権大会

2019年10月30日 02時00分
 東京新聞・東京中日スポーツ杯争奪第40回東京都小学生バレーボール選手権大会(東京都バレーボール協会、東京中日スポーツ・東京新聞主催)が27日、東京都杉並区の東京立正中学高等学校などで開幕。14チームが参加した男子の部は、夏の全国大会で日本一に輝いた東京杉一クラブ(杉並)などがベスト4に進出。52チームがエントリーの女子の部は、全国大会でベスト8の駒沢JVC(世田谷)などがベスト8に進出。また、4チーム参加の男女混合の部も決勝進出のチームが決まった。11月4日、小豆沢体育館でそれぞれの部で東京一が決まる。 (竹下陽二)

本領発揮 男子ベスト4

 強い。夏の全国大会で6大会ぶり3度目の日本一に輝いた東京杉一クラブが貫禄のベスト4進出だ。
 シードで東京杉一は2回戦からの登場。勝ち上がってきた駒沢JVCと対戦した。第1セットの序盤は硬さが目立ち、いきなり、先行される場面もあって、あわやの展開。ところが、駒沢に番狂わせの淡い期待を持たせたのもつかの間だった。中盤以降は徐々に本領を発揮して、21対15と先取。これで、本来の調子を取り戻した東京杉一は第2セットは21対3と圧倒して試合を終わらせた。

アタックする東京杉一クラブの楓淳道君(5)

 日本一を手土産に参戦の東京杉一だが、選手たちも無意識のうちに余計な力が入っていたようだ。宇賀田眞一監督は「サーブが入らない。レシーブキャッチができない。動きも遅い。かっこよくやろうと思うからダメなんです」とピシャリ。第1セット終了時のインターターバルの際「お前たちは強いチームじゃない。初心に帰って、基本を思い出し、一つ一つ丁寧に確実にプレーすること。一生懸命、まじめにコツコツやるのが、杉一の戦い方だぞ」と選手に言い聞かせたという。そのゲキが効いて、第2セットの爆発につながったようだ。
 打てば響く。これが、まさに、東京杉一の強さだろう。佐々木綾星主将は「基本を忘れてしまっていた。ボクたちは、一人一人は能力は高くない。全国でも総合力で戦ってきた。準決勝、決勝も総合力で戦いたい」とキッパリ。気持ちを新たにしていた。

駒沢JVC 主力の穴はチーム力で

 女子の部で夏の全国大会ベスト8入りを果たした駒沢JVCも盤石の準々決勝進出だ。
 シードの駒沢は2回戦で松江小クラブと対戦。エースアタッカー鈴木琴子主将のアタックも決まりまくり、第1セットは21対16、さらに、第2セットも21対12と完勝。さらに、3回戦の強豪・ひまわりVC戦は第1セットを21対17と接戦をモノにすると、第2セットは21対10と力の差を見せつけ、爆勝だ。全国大会後、主力メンバーの双子姉妹が九州に引っ越したため戦力ダウンしたが、チーム力でカバーしての連勝だ。

アタックする駒沢JVCの鈴木琴子主将(右)

 さすが、全国ベスト8の声に、古希の70歳になったばかりの名物監督、塩田三郎監督は首を振った。「勝負事というのは、ゲタをはくまでわからないんだよ。監督ってのは、最後の最後まで一瞬たりとも気が抜けないんだ。苦い経験をいっぱいしてきたからねえ。今年のチームはそれほど強くないのに、全国大会でも神がかってた。33年、監督やってきて、神様の贈り物かなあ」としみじみ。指導方針として、礼儀作法や他者への思いやりも徹底。「勝っても負けても、戦った相手からも愛されるチームにしたいんだよ」と試合中は鬼の塩田が試合後は好々爺(や)のような笑みだ。
 その塩田監督の秘蔵っ子でもある、鈴木主将は「チームとしては、声も出ていたし、いい感じで試合ができた。私はまだ自分のベストは出せなかった。11月4日はベストな自分を見せたい」と気合を入れ直していた。

かるがも藤井主将

元気いっぱい宣誓

 この日は全5会場でそれぞれ開会式が行われ、メイン会場の東京立正中学高校では、かるがもクラブ(調布)の藤井柑奈主将が選手宣誓。「この舞台に立てて感動しています。6年生最後の都大会となる、この日のためにたくさんの汗と時には涙を流してきました。仲間たちと励まし合い、練習を重ねてきました。私たちはコートの上を元気いっぱいに駆け回り、思い切りの笑顔で輝きます。この大会に出場できたことを誇りに思い、バレーボールで多くの友達ができたことに感謝し、この大会で力いっぱいのプレーをし、多くの思い出を作ることを誓います」と元気よく誓った。

選手宣誓するかるがもクラブ(調布)の藤井柑奈主将

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