!そなえる TOKYO (3)備蓄水と給水場所 「ちかっぱー」目印

2022年3月11日 16時42分

ちかっぱーの給水スポット=昭島市で

 都内の自治体で唯一、深層地下水をくみ上げて飲料水に使用している昭島市。かっぱがモチーフの市のキャラクター「ちかっぱー」をあしらったアルミボトルに水道水を詰め、市内の小中学校に備蓄している。
 何度も使えるアルミ製容器には、地下七十メートルより深い層からくみ上げたミネラルたっぷりの水が詰まっている。JR青梅線の拝島駅や昭島駅など四カ所の駅前には、ちかっぱーをデザインした高さ約二メートルの給水スポットを設置。使い終わったアルミボトルや市販のペットボトルに水を詰めることもできる。
 普段は「おいしい水」のPRと環境問題の啓発に活躍するちかっぱーだが、非常時は心強い味方になる。アルミボトルは小中学校に計六万本配備され、児童・生徒と教員の人数分が確保されている。給水スポットの上に座るちかっぱーは、帰宅困難者が駅前で滞留した場合、飲み水の目印になりそうだ。
 都民に水を供給する貯水池やダムは埼玉、群馬、栃木県など広範囲にあり、離れた地域での災害が供給に影響を及ぼす可能性も。一方で地元に水源がある昭島市は飲料水を安定的に提供できるという。担当者は「水に恵まれた昭島の強みを生かしたい」と話している。 (布施谷航)
※防災にまつわる話題を紹介する2、3月限定の連載です。

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