都心にはためく311本の白い旗 「忘れない」思い込め日比谷公園で 追悼行事  

2022年3月11日 18時23分

会場に設置された311本の旗=11日、東京都千代田区の日比谷公園で

 東京都千代田区の日比谷公園では11日、東日本大震災の犠牲者らに対する追悼の思いを込めた歌やトークの恒例イベント「311未来へのつどい ピースオンアース」が開かれた。日付にちなみ園内の花壇に311本の白いのぼり旗を立て、地震発生時刻の午後2時46分に来場者700人が黙とうをささげた。
 「ライフワークとして、ずっと被災地を応援していく」。練馬区の宮城健さん(77)はそう心に決めて黙とうした。乳児期から高校卒業まで宮城県塩釜市で過ごし「津波や揺れで大きな被害を受けた同級生もいる」と話した。献花台も設けられ、都内から訪れた高橋恵さん(62)は「忘れないという、言葉に表せないような気持ち」で手を合わせた。

献花台で手を合わせる人たち=11日、東京都千代田区の日比谷公園で

 昨年は新型コロナウイルスの感染対策でオンラインで開催しており、会場に人が集まるのは2年ぶり。初日のこの日は歌手の加藤登紀子さんらのライブ演奏があった。催しは13日まで続き、音楽機器など会場で使う電力は全て、公園内に並べた太陽光パネルでまかなうという。最新の太陽光パネルを紹介するブースも会場に設けられ、再生可能エネルギー普及を訴えている。(井上靖史)

おすすめ情報

東日本大震災・福島原発事故の新着

記事一覧