藤沢の海や空 藍染めで表現 障害者が手がけたTシャツ販売

2022年3月16日 07時18分

藍染めのTシャツを手にする守谷さん(左から2人目)ら=藤沢市で

 藤沢市資源循環協同組合で働く障害者が藍染めしたTシャツが今月から、市役所本庁舎一階のローソンで販売されている。同組合や市などが協力し、障害者の雇用創出や資源のリサイクル促進を目的に進めるプロジェクトの一環。携わった障害者らは「たくさんの人に着てもらいたい」と話す。
 プロジェクトは、天然の藍を使ったインテリアデザインなどを手掛ける「アートモリヤ」の守谷玲太さん(39)が企画。市内のアパレル会社「ラファイエット」がTシャツを提供し、守谷さんの指導を受けながら障害者が染める。同社が販売し、売り上げの一部を市の環境基金に寄付する。
 守谷さんは伝統文化を継承しながら発展性、持続性がある社会を目指して活動する。植物由来の藍は環境に優しい。色は藤沢の海や空をイメージし、一着ごとに仕上がりが違う藍染めは社会の多様性を意味する。
 「Tシャツが皆さんの目に触れ、SDGs(持続可能な開発目標)や障害者、環境について考えるきっかけになれば」と守谷さん。企業から藍染めの制服の注文があるほか、ブラインドサッカーのユニホームに取り入れたいという提案も受けているという。「藍の栽培の段階から障害者が携われるような農福連携も実現したい」と思い描く。
 染色を担当した洞澤瑛さん(33)と杉田大智さん(31)は「作業は面白い」と口をそろえ、「市民のためになる」「買って着てもらえるのはうれしい」と話した。市によると、今後、古着を染め直すワークショップの開催も計画している。
 Tシャツ三千八百五十円。他にトートバッグもあり、三千八十円。問い合わせは、市環境総務課=電0466(50)3529=へ。(吉岡潤)

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