激しい横揺れから縦揺れ TV倒れ、いすから立てず…本紙福島特別支局長の片山夏子記者

2022年3月17日 10時27分

強い揺れで家電や家具が散乱した福島市内のマンションの部屋=17日午前0時28分、福島市内で(片山夏子撮影)

 16日午後11時36分。福島市のJR福島駅から徒歩5分ほどのアパートの7階でパソコンに向かっている時、突然、強い地震が襲ってきた。「がちゃん、がちゃん」と、台所につっている調理器具が激しくぶつかる音がして、その後、激しい横揺れ。思わず机につかまる。
 テレビをつけると、直後に地震の第2波が襲ってきた。テレビが倒れ、音だけが聞こえる。「怖い、怖い、怖い、怖い」。思わず叫び声が出た。今度はものすごい縦揺れ。室内の植木が次々倒れ、タンスが迫ってきた。いすから立てない。必死に机にしがみつくが、机ごと体が激しく左右に滑った。台所で何かが壊れ、喉を刺激する白い煙がたち込め、せき込んだ。テレビから「震度6強」という声が聞こえ、心臓の鼓動が聞こえ、体が震えた。
 1年前の2月の震度6強の時と同じように、締めていたはずのガラス戸の鍵が開き、外の冷たい空気が入った。風呂の水が大量に流れ出てくるが、戸が開かない。取り付けの棚が倒れてつかえたようだった。テレビの「あと4分で小名浜に津波が到着」というアナウンスを聞き、海に面した、いわき市や相馬市などの様子が心配になった。(本紙福島特別支局長・片山夏子)

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