和紙活用 観光まちづくり 小川の企業と立大生が活動報告

2022年3月17日 07時23分

和紙を通じた観光まちづくりの活動を報告する立教大観光学部の学生たち=小川町立図書館で

 小川町の観光まちづくりに取り組む立教大観光学部(新座市)西川亮准教授ゼミの学生と、観光関連会社「おいでなせえ」(小川町)の岡本和雄社長らが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の特産和紙「細川紙」を生かした町活性化について、同町で活動報告会を開いた。
 活動は二〇二〇年十二月に学生が同町で和紙原料のコウゾの皮むき体験をしたのを機にスタート。昨年一、二月は和紙作りの基礎となる作業「楮(かず)むき」と「楮うち」を「おいでなせえ」が主催するオンライン研修で学び、四月にゼミとして町を初訪問。紙すきを体験し、観光資源としての細川紙の活用法を話し合ってきた。
 学生たちはコウゾの皮を美しく保つために間引いた芽を、食用に転用することを発案。地元洋菓子店の協力で、ガレットに混ぜた試作品をモニターツアーの参加者らに提供し、好評を得た。また、地元の児童向けにはコウゾの活用法を説く紙芝居も制作した。
 今月六日の報告会には町幹部職員や応募した町民ら約五十人が参加。松本恒夫町長は「なりわいにするのが難しいテーマではあるが、こういう事ができるのだと今後も示してほしい」と望み、同大三年の三好優果さんは「コウゾの可能性を皆さんに感じてもらいたい。取り組みはゼミ生の後輩が継続していく」と話した。(武藤康弘)

関連キーワード


おすすめ情報

埼玉の新着

記事一覧