19年訪日消費4.8兆円 「8兆円」政府目標と隔たり

2020年1月18日 02時00分
 二〇一九年に日本を訪れた外国人旅行者の消費額は前年比6・5%増の四兆八千百十三億円で、過去最高を七年連続で更新した。一人当たりの消費額は3・5%増の十五万八千円だった。観光庁が十七日、速報値を発表した。一九年の訪日客数は2・2%増の三千百八十八万二千人。同じく七年連続で過去最多となったが、韓国人客は25・9%減の五百五十八万五千人と大きく落ち込んだ。
 東京五輪・パラリンピックがある今年の訪日客数を四千万人、消費額を八兆円とする政府目標との隔たりは大きい。特に一人当たり消費額は一五年の十七万六千円をピークに低迷しており、経済効果を国内各地へ波及させるには、滞在期間の長期化をはじめとするてこ入れ策が求められる。
 国・地域別の一九年の一人当たり消費額は、オーストラリアが最高の二十四万九千円。次いで英国二十四万二千円、フランス二十三万八千円。欧米はその他の国も二十万円前後だった。アジアでは中国の二十一万三千円が目立ち、宿泊日数が短い韓国は七万五千円。
 ラグビー・ワールドカップの効果もあり、単価の高い欧米や中国の客数増が消費額全体を押し上げる結果になった。
 訪日客数の国・地域別内訳は、中国が14・5%増の九百五十九万四千人で最多。韓国を挟み、台湾が2・8%増の四百八十九万一千人、香港が3・8%増の二百二十九万一千人、米国が12・9%増の百七十二万四千人と続いた。
 統計の対象としている主要二十カ国・地域のうち、韓国以外からの客数は全て過去最高となった。

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