北方領土問題含む平和条約交渉を中断、ロシア外務省が発表 ビザなし交流停止へ 日本の経済制裁参加で

2022年3月22日 11時04分
プーチン大統領=16日(ロシア大統領府提供、AP)

プーチン大統領=16日(ロシア大統領府提供、AP)

 ロシア外務省は21日、北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉を中断すると発表した。北方領土についてビザなし交流と旧島民の自由訪問の停止、共同経済活動からの撤退を表明。ウクライナ侵攻に伴う制裁に日本が加わったことに反発した。岸田文雄首相は22日の参院予算委員会で、日本の制裁に関し「全てウクライナ侵略に起因している。(中断は)極めて不当で断じて受け入れることはできない」と反発した。松野博一官房長官は、ロシア側に抗議したと明らかにした。
 ロシア外務省声明は、両国関係を一方的に制限したと日本を批判。「このような条件下で平和条約交渉を続けるつもりはない。露骨に非友好的態度を取る国と重要文書署名を討議することは不可能だ」と断じた。
 声明は「両国関係に及ぼす損失の責任はすべて反ロ的路線を選んだ日本側にある」とした。
 これに対し、首相は予算委で「北方領土問題を解決して平和条約を締結する基本的なわが国の立場は変わっていない」と強調。経済産業相が兼務するロシア経済分野協力担当相の変更も考えていないと語った。(共同)

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